2021年03月30日

昨日、自転車で近くのスーパーに出掛ける道すがら、ふと思い立ち、
ちょっと遠回りをして、普段は通らない公園の中を走り抜けてみれば、
もう桜が満開で、ハラハラと先陣の花びらが風に舞っているのを仰いでは、
酒呑童子たりと、一丁前に万世の物哀しさや情緒風情を感じ取るのであります。

しかし、「ああ、もうこの季節になっていたのか」と、今頃気づく有様で、
我知らぬ間に地球の公転に取り残されているような思いすらしてきた。
コロナの影響で、この1年やたら棲息範囲が狭まっている故だろうか。

本来なら、昨年の桜の花が咲き始める頃には、二週間程の予定で
中国の知人を頼って上海と深センあたりに出かけるつもりでいた。
今年も、今頃は、好奇心に駆られて何処ぞへと探訪していた筈である。

それが、1年前の感染拡大化のおかげで直前にキャンセルとなって、
それ以降、海外はおろか国内も、空間を移動する事が激減しているのだ。

ZoomやTeamsなどのビデオ会議やチャットツールを使えば、
在宅状態で仕事がなんとか廻ってしまうせいで、
仕事で外出するのは週1以下になってしまっている。
時には2週間も在宅のみのワークで済んでしまうのである。

「なまけもの」の如く、活動範囲が極端に狭く、とにかく動かなくなっているのだ。
以前は足繁く通っていた図書館の研究個室も、ずっと1年間閉鎖されたままなので、
ベンチャーの野望もなかなか進まない。と、これは言い訳に過ぎぬ。φ(.. )

ショッピングとて、イオンモールなどにも、さっぱり行かなくなった。
これも、ゴールドカードメンバーのラウンジが閉鎖されており、
タダでコーヒーやジュース類にありつけなくなった事が、
貧乏性でケチくさい童子の習性にダメージを与えてしまったのだ。
(イオンよ思い知れ!(゚皿゚メ))

なので、ショッピングは、もっぱら自転車で15分の距離にある業務スーパー。
開店の9時に馳せ参じては、1週分の買い出しをするのである。
神戸物産のコスパを体感すると、GMSの価格設定はアホクサくなってくるのだ。

自転車に大きなリュックを背負い、
リュックに入らない品物を2つ3つの大きなビニール袋に入れ、
籠に入らない袋は両ハンドルにぶら下げて
まあ、みっともよいといえる風体ではないが、
その生活サイクルがこの1年で根付いてしまった。

こういう新鮮味のない、生活を送っているため、ブログを読んでも、
もう1年も病院とかコロナ関係の記事ばかりで童子自体飽きてきた。

はて、何の記事をと思案しつつも、昨夜からの下痢気味な状態を解決すべく、
薬箱の正露丸を探していると、箱の底にへばり付いているような処方袋が。

取り出して見れば、なんと2013年3月処方の薬ではないか。
薬剤名には、ノックビン粉末と記載されている。
かの有名な(だった?)抗酒剤である。

そうか、今は2021年だから、かれこれ8年前の遺物。
ライブドアブログの記事履歴を確認すれば、
確かにブログを始めたのも、8年前の3月。
それ以降、ノックビン君は出番が無くて薬箱の底で眠っていたってことか。

とたんに、忘れかけていた依存症往時の状況が思い出される。
アロコール専門病棟に強制入院しても、専門クリニックに通っても、
何度となく断酒会やAAなる自助会に通いつめても、
寸断再開、寸断再開を繰返して、一向に酒が止められなかった日々。
否、止めようとも本心で思ってもいなかったからだ。

それが、8年前の3月1日。
いったい、何を思い立ったのか。
悟りが閃いたというような高尚なものではない。

それは。
このまま飲み続けて酒で一生を全うしたなら、
童子の人生は一体何であったのだろうか、という単純な疑問。
その事を、ふと何かの拍子に感じたのである。

それでは、あまりにも寂しい人生ではないのだろうか。
樹液の代わりにアルコールを吸って最後に干乾びて死ぬ昆虫と変わらないなあ。
多分、そういう”気付き”が、真剣に断酒を思い立った原点であるような。

それから、もう8年。
当時は、指折り数えて断酒何日目などとやっていたが、
今や、何年経ったのかという事すら忘れている日々。

健康診断でも、肝臓やらの数値的には、健常人に仲間入り。
たまに、コンビニやスーパーなどの酒売場を通り過ぎても、
ああ昔はよく飲んだものだという客観的な感慨しか湧いてこない。

まあ、このブログが自助会の役目を果たしてくれたのだなあと思う。
書き続ける事が、依存症の自覚を風化させるとを抑制してくれた。
また、コメントしていただけたのが激励となったのだと思う。
ブログを始めてなかったら、間違いなく今頃は、
酒天童子居士の卒塔婆の下であったに違いない。(;´Д`)

とはいえ、社会生活をしている以上、ストレスは色々と生じるもの。
今でも時折、酒を飲んでいる後味の悪い夢も見る。
また、色々な映像や現世界のシーンに触発されて、
ゆったりとワインを嗜めたらとか、喉を焦がすスピリッツを煽ったらとか、
多少の煩悩が湧いてもくるが、今のところは葛藤までは行かない。

あと何年生きるやも知れぬが、
余命を知らされた時に平静で居られて断酒できるかどうかの自信はない。
その時に備えて一層の修練を積んでおこうと、
いつもとは違う真摯な本日の童子でありました。(´・ω・`)

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ctxt0475ctxt0475 at 00:01│コメント(6)

この記事へのコメント

1. Posted by のんたん   2021年04月02日 10:11
5 毎日、お疲れさまです。

今回は、童子さんの断酒の経過や日常生活を垣間見ることができ興味深かったです。自転車で1週間分の買い物をされるなんて、凄いバイタリティです。私も車で30分ほどかかる大型スーパーで、まとめ買いをしますが、近くのスーパーにも週に2回程は行かないと足りなくなります。童子さんって、案外(笑)生活能力?家事能力に長けているんだと思います。主婦でありながら、無駄だらけでバイタリティもなく、ダラダラと生活をしている自分の能力の無さが今さらながら恥ずかしいです。

依存症から、抜け出した童子さんだからこその今の充実した日常だと思います。私が依存症で悩んでいるなら、経験豊富な童子さんは、とても頼りになる存在だったはず。
達観しているから、ブログも楽しいんだと思います。これからも、どうぞ、宜しくお願いしますね。
2. Posted by 酒呑童子   2021年04月03日 22:10
>>1
のんたんさん
こんばんは。
田舎の戦前生まれの祖父母・両親を見て育ったせいで、本当に貧乏性です。
良く言えば、エコ。節約家。
小学校時代の貧困家庭(時代が、どこも同じような家庭ばかりだったような)。
靴下が破れても、ツギハギで親が修理してました。
衣服のカギザキでも、丁寧に祖母が修繕してた。
セーターも古くなったら、毛糸に解いて蒸気で再生して、また、新しいセーターに編み直していました。
今時、そんな事をする家庭が日本に残っているでしょうか?
酒吞童子は、そういう光景を見て育ったので、今でも思い出して、見様見真似でトライする時も偶にあります。
日本は豊かになったようで、段々と、そう豊かでもなくなって来ています。 
仕事で中国のビジネスマンとの交流が多いのですが、彼らの方がリッチですよ。
この先、日本はどうなるのであろうか。。。
色々と考えてしまいますね。

3. Posted by 福島県下郷陽平町祭実行委員会   2021年04月09日 14:48
5 健康であることを毎日感謝しています。無農薬野菜を使った料理のレシピを公開して売り上げの一部を震災復興のために寄付しています。微力ですが頑張ってます。お互いに頑張りましょう。福島県下郷陽平町祭実行委員会です。
4. Posted by でるでる   2021年04月16日 06:27
童子様 いつも楽しく拝読させていただいております 仕事 家事 筋トレは順調ですがアルコールやめられません 内科主治医にこのままだと永くは生きられないと言われました 苦しい状況です 一番下の子が大学出るまでは死ねません なんとかしたいと思うのですが堂々巡り 辛いです また童子様のブログ拝読し生きていこうと思います
5. Posted by 酒呑童子   2021年04月17日 21:53
>>4
でるでるさん
こんばんは。
仕事と家庭が順調なら、無理して酒を止める必要はないでしょう、と言いたいのですが、医師の言葉を聞けば、そうとも言えないような。
仕事・家庭とアルコール依存症が両立する事は、一定期間は続いたとしても、最終的には崩壊するのが避けられないように思います。
どこかで、バランス崩れた時に、うまく乗り切れる事を祈ります。
6. Posted by kenji-i   2021年04月25日 21:20
5 私は単身赴任中です。昨年家族より「夜中にwa-wa-叫んでる」旨指摘がありました。本人には全く自覚無し。本年に入り単身赴任先の「寮」にても同様の指摘あり

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