2019年03月31日

先週、仕事の関係で久しぶりに新潟に赴いた。
新潟とはいっても、JR新潟駅から更に白新線を乗り継いで、
十数駅先の小一時間掛かるローカル駅を目指したのだ。

童子が棲息する関東地方南部を出発するときには、
「もう花見だなあ・・・」、というような気配だったので、
既にコートもクローゼットの奥深くに店じまいしており、
何のためらいもなくスーツだけの軽装なスタイルで出掛けたのだ。

東京駅に着いて、上越新幹線ホームに上がってみると、
コートを着たビジネスマン風が多少は見られる程度なので、
まあ大丈夫だろうと、高を括っていた。

前日に指定席を予約していた”とき309号”に乗車した童子は、
早起きしたせいで、若干の睡眠不足を感じて目を閉じた。
老いても根が不良なのか、世間の健全で善良な御老体のようには、
なかなか早寝早起きとはいかないのだ。(゚皿゚メ)

小一時間も寝ただろうか、停車アナウンスの音声で目を覚ます。
『越後湯沢。越後湯沢。』
おおー、白銀の世界じゃあないか(やや誇張)。駅前にスキー場も見える。

しかし、越後湯沢を過ぎれば雪も消え、春間近な普通の景色。
車窓を眺めつつ、あっという間に新潟に到着。速くなったもんだ。
降りる乗客は皆、何時の間にかコート姿に変身しているではないか。w(゚o゚)w オオー!
新幹線のドアから降りれば、おー寒い。やはり10度位は違いそうだ。

乗り換えの在来線ホームに上がれば、結構若者が多い。
そして、皆、真冬の身支度のような。ダウン系も多い。
コートなしの童子は何か気恥ずかしさを感じて、
車両隅っこの座席に腰を下ろして読書に耽るふりを。φ(.. )

列車が目的地目指して北上する途中、眩しさを感じて車窓を見上げれば、
間近に迫る日本アルプスの山々には、まだまだ雪景色ではないか。
寒いはずだ。侮るな、北陸の気候。

到着地のニューデイズも何も無い殺風景な駅前は更に寒く、
コートの襟を立てようとすれど、あいにくコートはなく。。。
しまったなあ・・・なんて後悔していたら、
ふと、七・八年前の出来事を思い出したのである。


同じく出張中の出来事。場所は兵庫県の片田舎。
当時勤務してた会社の著名な取引先の物流拠点。
季節は、確か3月中旬。
コートは、面倒だが念の為にと持って行ったようだ。

前日夕刻に大阪に入り、部下2名と夕食し、梅田近くに一泊。
童子は当然、夕餉の酒坏程度では全く物足りず、
ホテルを抜け出して、近くのスーパーでウイスキー等を購入。

部屋はやたら寒くて、肌着の上にYシャツ(カッターシャツ)まで羽織り
その上に、ホテルの浴衣という出で立ちで飲んでいた。

さて、瓶を空けて深夜に差し掛かった頃で。
さあ寝るか明日も早い。
いや、その前に、大浴場で一風呂浴びてと、
地下にあるホテル名物の大浴場へ。

それから先は、湯船で酔が回ってからは覚えていない。(´・ω・`)


目覚めたのは、翌朝の部下からの電話。
フロントで既に他の同僚と待っているらしい。
おお、時計を見れば、7時10分。
やや、寝過ごした。(((( ;゚д゚)))

あわてて、身繕いをする。
肌着は着て寝ていた。
Yシャツとネクタイはと。。。

あれ!?Yシャツが見当たらないのだ。
そうかー。風呂に着ていったまま忘れたか。
時間がない。着替えを・・・しまった。
今回は冬の1泊なので横着して、Yシャツは着の身の1枚だけ。

フロントに電話する。
しかし浴場の忘れ物は届いていないとの事。
慌てて、地下の大浴槽に行ってみれど見当たらない。(;´Д`)

弱った。部屋の大鏡に映った、肌着の上にスーツを着た格好は、
なんと、まるで『フーテンの寅さん』そのものではないか。(; ̄Д ̄)
仕方なく、上にコートを羽織り襟を立てて胸元を隠した。
幸い、ジッパーで襟を立てられるタイプなのが幸いした。

フロントで待っている部下に事情を話して、とりあえず出発。
途中のコンビニに立ち寄るがYシャツは置いていない。
こんな時間にまだ服装店も空いていようがない。

電車を乗り継いで、いよいよ得意先の会社まで着いてしまった。
立場上、童子が打合せに欠席する訳にも行かない。
仕方ない。腹をくくった。(≡ω≡.)

部下は、受付の前でコートを脱ぐが、
童子はフーテンの寅ではないので、そうは行かない。
最悪の事態を考え(?)コンビニで買ったマスクを取り出し着用。

得意先の担当に迎えられ、会議室に。
名刺交換。
コートのままでマスクをして、わざとらしくゴホゴホと咳をしながら。

「酒呑童子と申します。(ホントは本名)
 昨日から風邪で寒気が酷いので、失礼ですがコートのままで・・・」
部屋の暖気で強まった息の酒臭さを感じながら、嘘っぽいなあと思いつつも。

勿論、その日の案件が上手く行かなかったのは言うまでもない。。。φ(.. )
なんて、シーンを思い出したのである。
酔っ払いは、やはり、みっともないっすね。

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この記事へのコメント

1. Posted by のんたん   2019年04月01日 12:45
5 こんにちは
新年号『令和』に決まりましたね。
色々と想像していましたが、令、という文字が使われるとは考えていませんでした。命令の令ですね、日頃、あまり使いませんが、書きやすいし、いい年号だと感じます。『令和』になり、これからも、明るい希望に満ちた日本が続いて欲しいですね。
なんか、今日は真面目で厳粛な気持ちになりました(笑)

童子さんのフーテンの寅さんスタイルを想像して笑った後に、すぐに厳粛な気持ちになるのが、おかしいですね。
童子さんはお酒のために色々な修羅場を経験されてきていますが、今は回復されているから、過去の修羅場が笑い話になりますが、そうでなければ、、、私の想像する童子さんは、年のわりには(笑)好奇心旺盛でユーモアもあり、文才もあり、魅力ある人物だと思います。依存症の過去がスパイスになっている気もします。勝手なことばかりを書いて、すみません、でも童子さんなら「全然、かまわんよ」と言われますよね、これからも、何歳になっても、ますます魅力の増す童子さんでいて下さいね。
2. Posted by でるでる   2019年04月01日 18:51
童子様 いつも楽しく拝見させていただいております 久しぶりの飲食時代の黒歴史面白く拝読させていただきました 自分の惨めな頃もあらためて思い返しました 採血データも全て正常値になり膵臓の病変も消失し一旦終診となり規則正しく家事仕事筋トレに励む毎日です 平日はほぼ飲みませんが休みになるとどうしても飲んでしまい進歩はありません 先日長女が保育園を卒業し子供達3人に手紙を書きました(タイムカプセルとして長女が二十歳の際に開けるものです)子供達が生まれた時から自分はずっとアル症でずっと傷つけてきたな 一番可愛い時期も飲んでたな 悲しく情けなくそれでも子供を愛していると都合のいい想いもあり自分本位極まりないと痛感しています 断酒するのが最善ですがそれがかないません 再び都合のよい言い分ですが妻子の健康と幸せのため家事仕事に励み妻子を愛し社会から脱落せぬよう生きていこうと思います 童子様 これからも童子様信者でいきますのでよろしくお願いいたします
3. Posted by 酒呑童子   2019年04月01日 20:28
>>1
のんたんさん
こんばんは。
酒、回復? いいえ、決して『回復』はしてないのですね。
『寛解』と表現するらしいですが、
『病気の症状が、一時的あるいは継続的に軽減した状態。または見かけ上消滅した状態。』
であって、『回復』する事はないのが、アル中らしいです。
自分でも、長年の荒廃しきった依存症生活の結果、
体の深奥に無数に埋め込まれてしまっている、
連続飲酒発作地雷の存在を感じる事ができるのです。
だから、怖くて飲めないだけなのですね。
飲めば、立ち所に、どこかの地雷が炸裂し、連鎖して次々に。
だから、断酒ブログも卒業できないのです。。。(自嘲笑)
今後とも、応援宜しくお願いいたします。
4. Posted by 酒呑童子   2019年04月01日 20:38
>>2
でるでるさん
こんばんは。
黒歴史。忘れているの、まだまだ山ほどありますね。
毎日、何十年も飲んだくれていたのだから、
その日数分あるかもしれません。
でるでるさんの生活の落ち着きぶりを拝見するに、
よくぞ、ここまで踏ん張られましたね。
なんとしても、タイムカプセルが開けられるまでは、
再び酒魔に取り憑かれぬよう、お祈り致します。
5. Posted by 野の百合   2019年04月09日 16:14
こんにちは。童子様
そのワイシャツはどこに行ったのでしょう?
不思議ですね。
私も寛解の自分を忘れないように、ブログを続けています。
童子様のような文才はないので、酒飲み時代のことは暗い話ばかりになります。
ですからこの頃は明るい現在の話題を書くように心がけています。
それもまた、真の私なので。
また楽しい記事を楽しみにしています。
薄着で風邪など召されませぬよう、お気を付けください。
6. Posted by 酒呑童子   2019年04月11日 19:40
>>5
野の百合さん
こんばんは。
寒戻りの気候で震えております。(笑)
この季節に雪とは、異常気象ですね。

酔って入浴し、前後不覚になった事、何度も。
この時は自分のシャツが無くなっただけで、
人様に迷惑は掛けてないのですが。。。
いやぁ~色々と思い出しました。
また、ブログで・・・



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