2017年06月29日
一流ホテルの大広間のような華やかなスペース。
報道関係らしき風体の輩も多数詰めかけている。
ビデオカメラも数台設置されているようだ。
何かのレセプションらしき会場にいた。
表彰されるのは、どうやら紛れもなく、酒呑童子本人らしい。
一体、何の。。。思い当たる節は全くないのだが。
そうこうしてると、見るからにキャリアウーマンぽい
明らかに職業慣れした、垢抜けた美貌の女性が現われ、
マイクを片手に、レセプションの司会進行が始まった。
檀上の垂れ幕を仰ぎ見れば。えっ、ええ!Σ(=゚ω゚=;)
なんと、『ノーベル ビジネス賞授賞式』とあるではないか。
ノーベル賞にビジネス賞なんてものは聞いた事はないが、
たぶん新設されたのかなあと、そう不思議にも感じなかった。
プレセッションの場で、ここは紹介を受けるだけらしいが、
良く良く会場を見渡せば、何故か会場はキャバクラ風にも見えるのだ。
でかいカラオケセットも設置され、ホステスっぽい人もちらほらと。
(あまり行った事はないのですが。。。(・◇・)ゞ)
断酒後、カラオケバーやスナックにはついぞ御無沙汰なので、
1曲といわれても・・・
(マイクが来たなら♪微笑んで♪十八番をひとつ歌うだけ♪・・・で行くか)
いやいや、幾らなんでも、ビジネス賞で喉自慢はないだろう。
などという思いが目まぐるしく脳裏で回転し、混乱していた。
手慣れた様子の女性司会者から紹介のアナウンスが。
「酒呑童子さんです。(勿論本名で)」
スポットライトと会場一杯の拍手を浴びて、檀上に登壇し一礼。(・◇・)
そういえば、こういう晴れがましい場で表彰されるのは、何年振りかなあ。
ずいぶんと過去の忘れ去られていた記憶が蘇る。
そうそう。二三十年前。以前いた会社で、業務功労賞を受賞して以来だな。
賞には金銀銅とランクがあって、確か金賞は賞金100万円だった。
金賞が2回あったはずだが、全部酒で消えてしまったような気がする。φ(.. )
そんな事を思い出しながら、おどおどと檀上に上がった童子に、
左手を差し出しながら、美貌の司会者はスピーチを続ける。
「みなさんごらんの通り、酒呑童子さんは、実年齢にはお見受けできず、
(なにか、通販のアンチエイジングサプリのCMのような・・・)
ファッションセンスも見事で、ダンディなヨーロッピアンスーツをお召しになり、
(退職前はジャスコの1万円吊るしスーツ。退職後はFOREVER 21 の万年ジーンズ1本。なのだが・・・)
頭髪も漆黒でしっかりされて・・・
(白髪染で誤魔化し、しかも、AGAの広告と育毛剤がやたら気になる此の頃なのであるが・・・)
みなさん、今一度拍手をお願いします。」
司会者は長々と歯の浮くような賞賛の言葉を続けた後、、
「それでは、この場での紹介は、これで終わりまして、
別館に場所を変えて、本レセプションに移る事になります。」
童子は、別の棟にあるらしき本レセプション会場に向かいながら、
「突然の表彰なんて、何の連絡もなしに、喋る準備もないしなあ。
それに、スピーチとなると、どうにも力水の一杯でも入らないと。。。」
と、辺りを見回して、ワンカップの自動販売機を探すが、
どだいそんなものは、こんな会場にあろうはずがない。
「ああ、まずい事になったなあ~」(´・ω・`)
と困り果てたところで、多量の尿意を催して目が覚めた。
近年、頻尿症になったのか、夜中に何回か尿意で目覚めるのだ。( ・Д・)
う~~ん。なんだ、やっぱり夢かい。そうだと思った。
それにしても、何ともケッタイな夢をみるもんだなあ。
ひょっとして、これはフロイトの夢判断からすると、全て潜在願望の成せる業ではなかろうか。
それと、アップルのCEOに表彰された82歳のおばあさん開発者、
数日前のあのニュースに触発されたのかな。
退職後、仕事をせぬまま、日々老いてゆくような焦り。
起業の方向転換をしたが、なかなか準備も進まぬいらだち。
この心理状態の裏返しが願望にゆがめらた結果なのだろうか。。。φ(.. )
いやいや!これこそは”正夢”と受け取って、張り切ろう!
まだ未明の朝日も出ていない窓の外に向かって、
雄叫びを上げるのは流石に近隣の迷惑だろうから、
ポツリと一人淋しげに呟く童子でありました。(´・ω・`)
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この記事へのコメント
2014年3月まで拝読しました
かなりお酒を飲まれたとのことですが、豊富な語彙力は未だ顕在、浅学物の私は度々googleのお世話になっています。
実は、私本日スリップしました。きっかけは些細なことです。断酒55日目の事でした。
スイッチ、ギアシフトが再飲酒に入ってしまったので止めようがありません。
さてここで童子さんにご教示頂きたいのが我々は加害者なのか?
仕事、友人、家族に迷惑をかけた厄介者の脱落者なのか?
させられるべくしてこうなった薬害被害者なのではないのか?
「飲酒は二十歳になってから」
ってざけんじゃねーよ!「アルコールはシャブと同等のハードドラッグです。飲む時は自主責任で」
ってこれくらい書けよ!
2週間後ならすぐわかる、2ヶ月後なら気付く、だが20年後発症するなんてどーすりゃいいの?
TVじゃぁ相変わらず「酒は百薬の長(嘘、万病の元)」等とぬかしてるし、
私は友人と呼べる者は一人もいません、仕事で成功すれば、ねたみ、ひがみ、しっと、何とかして足を引張ってやろう、
そんな連中ばかりでした。
もちろん(たまに)へまをやらかしたらあいつ等心の底から愉快に、そして醜く嘲笑う、そんなことの繰り返しでした。
こういった状況で憂さ晴らしに酒を飲む、依存症に一直線、止むを得ないと思います。
しかし、私はここで終わるつもりはないので断酒、社会復帰しますが、
ここから童子様に質問です。我々は加害者なのか被害者なのか、、、、AAに行くと「たな卸し」をさせられます。
私に必要なのは「吊るし上げです」。半殺しにしたい輩が数名います。
こんな書いてる時点で回復にはほど遠いのかと自覚していたりもします。
駄文失礼。
こんばんは。
もうすぐ、断酒1年。
よく頑張りましたね。
仕事も順調そうで良かったです。
10kg減量。
私も、断酒最盛期からは、25kg近くダウンしてます。
すごく、体の動きも精神も軽やかになってます。
今暫しは断酒継続、ご努力下さい。
初めまして。
う~ん。難しい質問ですね。
アルコールも薬物の一種ですが、
覚醒剤と違うのは、国家が常用を認めている事です。
そういう意味では、被害者とも言えますが、
結果として周囲へ災難をもたらす加害者でもあります。
法で飲用が認められているとは言え、
アル中症者に被害者という暖かい思いやりを持って
接してくれる家族も友人も医師に至っても、ほぼ皆無。
そういう病気なんですね。
しかも、誰も同情してくれない病気なんですね。
私も、そうでしたが、「このままでは、人生終われない」
と、気づいて、復帰するに歯を食い縛れるか否か、
という事だと思いますが。。。
回答になってるかしらん?
誰も同情してくれない、その徹りです
この病は癌などとは根本的に違い医師は治せない(今の主治医は処方箋を書くだけの薬の売人です)治すのは患者本人です。
私は回復できる2割なのか廃人になって死ぬ8割なのかを試されているところです。
実は今も9%の缶チューハイを飲みながらキーボードを叩いている次第です。
でもこのままでは終われない、ギアを入れなおし断酒をしなければいけない。
童子様のブログはAA(嘘つき排他主義者の集まり)などよりはるかに私のようなダメ人間には酒を断つ、啓蒙の効果があります。
私なりに何とか断酒の道を開くよう精進します。
駄文失礼。
おはようございます。
レス遅れて、すみません。
スリップは止まりましたか?
まあ、焦ることはありません。
必ずリベンジしてやるという信念があれば、
依存症からの回復率(20%?そんなには無いような。。。)
に潜り込めると思います。
是非、断酒継続できるよう、お祈りいたします。
童子は祈祷師では、ありませんが(笑)