2016年05月16日
3年2ヵ月断酒した今、
断酒したてのころ良く見ていた飲酒の夢は、
ここ1年以上は、ついぞ見なくなっていた。
いよいよ、安定期に入ったなあという自覚を覚えていたが、
昨夜突然、厭な厭な夢を見てしまったのである。(T_T)
既に亡くなった親父と御袋の目を盗んで、
実家に何故か半幽閉されている童子が、
懸命に飲酒しようと試みている絵図であった。
体内はアルコールが途絶える寸前の禁断状態となっていて、
他の何の物をおいても、アルコールを補給したいという
生理的欲求に満ち溢れ、それ以外は全く眼中にない
往時の精神状態と生理的状態をしっかりと思い起こしたである。(; ̄Д ̄)
がばっと目を覚ましたものの、なんとなく飲酒欲求の残留感があり
しばらく久しぶりの気持ちの悪さを感じたのであった。
もう飲酒の夢も見なくなって、やはり3年も断酒すれば、
そろそろ寛解なのだろうなあ、と、たかをくくっていたが、
どっこい、なかなか、そうは甘くはないようだ。
何十年も飲み続けた精神的肉体的な習慣は、
いまだ脳髄の奥深くに、こびりついているのである。
もしかしたら、放射性元素のようなものなのかあ、などと、
高校生の時分、科学クラブに所属していた童子は、
ふと、そういう思考形態になってゆくのだ。φ(.. )
ちなみに、福島原発で問題となっている放射性元素は、
主に、ヨウ素131とセシウム137とセシウム134。
それぞれの半減期は、ヨウ素が8日、セシウム134が2年。
結構短いじゃんと思ったら、問題はセシウム137で30年もかかる。
ひたすら安全圏に半減してゆく様を、待っていればよいのかというと
チェルノブイリ原発事故でも窺えるように問題は、そう簡単ではない。
これより先は、断酒ブログの範疇外なので
良識ある専門家の識者に譲ることとしたいが、
おそらくアルコールは放射性元素の半減期といった感じではない。
長い時間をかけて、0にはならないが確実に0に向けて、
収束してゆく類のものではありません。
ある期間の断酒で、半減どころか、99%は減少するが、
問題はそれからである。
1%以下になっても、それからは、ほとんど減少しないで、
じっとしているが、来るべき復活を信じて潜んでいるのである。
活動は激減するものの絶対零度にならない限り死滅しない
冷凍状態にあるウイルスようなものに例えたものである。
いざ、アルコールに接触すると、瞬時に解凍されて、一気に増殖する。
そんな輩である。
いやはや、まだまだ油断はできないですね。
というよりも、一生死滅しないウイルスが潜伏していて、
決して宿主が死ぬまでは除去できないのだ。
そう思わないといけないのですね。
などと、元△△高校科学クラブ部長補佐の童子は呟くのでありました。(´・ω・`)
道のりは結構長いぞ!(・◇・)ゞ
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この記事へのコメント
童子さまの記事に励まされて、最近、断酒を再開しました。
童子さまの味のある文体が個人的にツボであります。
今後も更新を楽しみにしております。
心臓を患い、昨年の9月からアルコールを断っています。
疾病は根治治療を行い検査でも異常無しなので、少々の飲酒なら大丈夫なんだろうなと思います。
が、飲み出したら止まらない事に気付き(どうも依存症臭い)、断酒に踏み切りました。
まだまだ駆け出しの断酒者ですが、このブログはとても心に来ます。
これからもちょくちょく拝見させていただきます。
長々とすみませんでした。
こんにちは。
断酒再開との事。
新たな人生の門出の準備作業中で、
なかなか更新のタイミングが遅くなってしまってますが、
できうる限り、拙筆ながらお役に立てればと思います。
初めまして。
飲み出したら止まらないのは、
私もそうでしたから、
間違いなく依存症の導入期だと思います。
最期には四六時中止まらなくなる蟻地獄に
陥らないよう、早めの断酒は肝要ですね。
私はまだ酒を止められてなく、のんでは後悔、のんでは後悔の毎日です。虚しい日々が続いてます。
おはようございます。
だらだらの飲酒癖は、
よっぽどのインパクトある出来事か、
天からのお告げや、ひらめきがあるか、
そういったものが無いと、
断酒するのは難しいでしょう。
私の場合は、ブログで何度も書いてますが、
依存症のまま飲み続けて死ぬ寸前に、
この人生の生きざまを絶望的に後悔するな、
と”ひらめいた”からなんです。
気付きや、ひらめきがありますように。