2016年03月24日
先週の日曜日。
マンションの自治会関係者で、動物園に繰り出すイベントがあった。
この季節、昨年の記事『断酒の弊害かなあ?』で書いたとおり、
花粉症で悩まされる童子は、外出するのに億劫であったが、
童子も役員なので、無下に断るという態度もできかねるのである。
マスクで顔を覆い、鼻炎スプレーと点眼液の重装備。
更に、ティシュペーパー如きでは覚束ないので、
トイレットペーパー1本ロールごとリュックに忍ばせて
他の役員の車に便乗して、車で30分程度の動物園に到着する。
果たして、予想通り嵐のような花粉の洗礼を浴びることになり、
四六時中トイレットペーパーをリュックから巻きだしてはの、
阿鼻叫喚たる花粉地獄の状態に陥ってしまったのである。。・゚(゚`Д)゙
自治会で参加したメンバーは、趣向を凝らしたイベントやらで、
盛り上がっているのであるが、童子は、それどころの状態ではない。
イベントが一段落した後、各自弁当を受け取り、
帰りの集合の場所と時間を決めて思い思いのコースへ。
童子は、鼻水・くしゃみ・涙目がきつくて、先に帰ろうかと思ったのであるが、
やはり、動物園に来た以上は、過去の記事『アル中の猿たち』で書いたように、
少なくとも、ゴリラの宿舎に行って再会の挨拶はしておかねばと足を伸ばす。(●´ω`●)
小一時間は、何年ぶりかに再会したゴリラのオヤジと対峙していたのだが、
最期にタブレットで撮ったシャッター音の大きさが、お気に召さなかったのか、
急に、童子に因縁をつける目つきで睨みを効かせてきた。( ̄ロ ̄||)
や、やばい、と後すざりしてると、傍らに建てられた標識が目に入り、
「見学者に物を投げつけることもあるので注意!」とある。
うーむ。肖像権を侵害した童子に対する抗議なのであろうか。
止む無く、又の再開を勝手に約束して、その場は立ち去るのであった。
鼻水が酷く、眼の痒さも頂点に達して、頭も熱っぽい感覚でぼんやりしてくる。
ベンチで休息していようと、休息場のある広場へ向かい、
空いている場所を見つけると、よろよろと座り込んだ。
しかし、辺りの騒々しさに、涙目を開いて見れば、50人ほどの集団。
「教育△△△△会」と書いたのぼりも見える。
一体何の団体かよく解らないが、おじさんおばさんが大半のようだが、、
レジャーシートを広げての、まだ11時なのに、早くからの昼食会らしい。
動物目当てではなく、まだ花見には早いので、動物園での会合開催のようだ。
レジャーシートに並べられた巻ずし。いなり寿司。惣菜の品々。
ジュースに、スーパードライの缶もダ―スで。
あれ~、ブラックニッカの瓶まであるではないか。
すでに、大分入ってる赤ら顔のオジサン逹数人が車座になって、
ワイワイと与太話っぽい感じで、宴もはじまっているではないか。
ふと、「ああー、こんな陽気の元で、楽しそうにたらふく飲んで酔っ払って、
うらやましいなあ」という感覚が久しぶりに蘇えってきた。
これで一杯やったら、たちまち花粉症なんか吹っ飛んでゆくのになあ~。
なんて、不埒な思いも湧いてくる。φ(.. )
やはり、断酒3年とはいえ、こういう青空の下で、
和気あいあいと酒を酌み交わす光景を眺めていると、
過去の様々な酒宴の心地良い情景がフラッシュバックしてくるのである。
やばい。やばい。(´・ω・`)
しかし、園内は確か飲酒は禁止の筈だが、全くお構いなしの連中である。
幟に記された団体名から推測すると、やはり教育関係なのであろうが、いいのかね。
誰かが、スマホで動画アップなんかさせて、教育委員会などに知れると、
面倒な事になるのではと危惧しながらも、傍らで指をくわえて見ているのでした。φ(.. )
ようやく帰途時刻になって、参加者が再び集まり、
同じマンションの役員の車に便乗して帰途に就く。
帰路の途中で、ガソリンが底をついてきたらしく、
「ガソリン補給のため、ちょっと寄り道させてください。」
と車をスタンドに横着けする。
運転していた役員に、丁度電話が掛ってきて、
財布からガソリン会社のカードを童子に渡して、
「童子さん。済みませんが、これで給油を。」との事。
童子は、何もしないで送ってもらってるので申し訳なく
「大丈夫まかせといて。」と、カードを受け取る。
「レギュラー リッター99円かあ。
一時期から比べるとガソリンだけは、安くなったなあ。
でも、原油高騰時に便乗値上げした業界の値下げの話は聞かねえな~。
一度値上げすると、再度価格競争にならない限り、
誰も値下げしないのは、せちがらい世の中であることよのお。」
などと呟きながら、給油口の蓋を空け、キャップを回して空け蓋の内側に掛ける。
外に出ている内に再び花粉に晒されたせいか、またくしゃみ。
鼻水も。頭も朦朧とした感じが復活して来る。
やっと満たんになったので、ガソリンの給油ノーズを戻して、
給油機からレシートを掴むと、花粉を避け素早く助手席にもぐりこみ、
「出発!」
ようやくマンションに辿りつき、
「お疲れ様でした。お先に失礼。」と助手席の扉を開け、
降り立って、はっと車の後部を見やって仰天してしまった。(((( ;゚д゚)))
なんと、ガソリン給油口の蓋もキャップ栓も開きっぱなしで、
ガソリンも幾分溢れたようで、ガソリン臭が漂っているではないか。
「あいやー。やばかった」
慌ててキャップを閉め蓋を閉じて、運転席の役員に詫びたのであるが、
もしも、静電気やなんかで引火していたらとんでもない事であった。(; ̄Д ̄)
そういえば、銜えたばこで運転している輩(時にケバイ化粧の若い女も)が、
窓から吸殻を放っている悪いマナーを見受ける事が時々あるが、
そんなのに出くわしていたらと思うと蒼くなるのでした。(´・ω・`)
どうも、最近こういう事が多くなったのである。
数秒前の記憶がはっきりしない。
う~~ん。
アルコール性脳萎縮が原因の認知症の余兆なのであろうか。
などと不安が募ってくるのだが、いや。やっぱり、
花粉症で頭が朦朧状態になっていたのが原因だと思う事にしよう。
この時期は、花粉症で脳細胞も死んでるに等しい童子なのでありました。
この症候を、医学的に”粉死状態”と名付ける事にいたしました。(´・ω・`)
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この記事へのコメント
3年間に渡る禁酒本当に尊敬いたします。
私は3ヶ月に1度缶ビール1本を飲む程度ですが、父がアルコール依存症です。
家族として側で見ていて、アルコールが好きなのに適度に付き合えない苦しみや、アルコールのために、自分の意思とは関係なく人間性や人間関係が崩壊していく様を目の当たりにしているので、童子さんの意思の強さに畏敬の念を抱かずにはいられません。
ところで、父は連続飲酒が続いたある日、とあるショックなこと(お酒のせいで人様の信用を失うようなこと=不名誉なこと)があり、ここ1週間ほど飲酒していません。
そんなことでやめられるのか?!と家族は思っており、本当にお酒が飲めなくなったのかは不明ですが、特に禁断症状もなく、体も心もすこぶる調子がいいようで、味覚も敏感になり甘いものなどよく食べています。
でも、娘の私はあまり期待はせずに見守ろうかなという心境です。
ちなみに祖父は大好きな酒が飲めなくなって1ヶ月でなくなったので、今回の自主断酒も複雑な気持ちです。
童子さんは、お酒を召し上がっていた時分に、1週間飲まなかったことはありますか?
初めまして。
人によって、依存症の度合いによって、
違いはあると思いますが、
所謂アル中になってしまうと、
ちょっとや、そっとの失敗では、
酒は止められないのが一般的でしょう。
ただ、私も、アル症中期の段階では、
1週間やそこらの断酒も出来ていました。
最高は八ヶ月ですが、元に戻ってしまいました。
余程の事が無ければ、ぶり返すのが、この病。
私も治った訳ではありません。
連続飲酒発作の地獄に戻るのが怖くて、
なんとか断酒が続いているだけの話です。
まるぷんと申します。
断酒して今日で20日目の新米です。
こちらはとても面白くてためになるブログですね。
これからじっくりと読ませていただきます。
お久さしぶりだと思ったら、
入院されていたのですね。
家庭崩壊を免れた事が、最大の成果ですよ。
4年間断酒して見れば、多分
飲みたい気持ちも変化してるかも。
頑張って下さい。
初めまして。
20日というと、
ある程度軌道に載りだした頃ですね。
ただ、まだまだ不安定です。
今が一番踏ん張り時です。
頑張って下さい。