2016年03月11日

断酒3年に到達して、一旦、”ブログによる自助会”の目的は達成できました。
はて、この断酒ブログをどうしたものかと、考えあぐねておりましたが、
読者からのコメントを見るに、人一倍サービス精神に長けている(?)童子は、
もう少し書いて見ようかなあ、なんていう気持ちも湧いてまいりました。

ただ、童子は、以前何度か書いたように、いよいよ別の仕事を画策しており、
その為の準備をする必要に迫られた状況下で、随分と時間も限られて来ました。
断酒ブログを思い立ってから、自助会参加の替わりに、必ず週1回の投稿を
自らに義務付けて参りましたが、この制限は、そろそろ解除させていただこうかと。(⌒-⌒)


前回の記事への”昼の月”さんのコメントのリクエストに応えるべく、
飲酒時代を振り返っておりましたら、なかなかブログとて書きづらい
事件や事故が、数限りなく記憶の片隅に未だに残っているのですね。

AAの回復のステップ(ブログ記事『回復のステップ』参照)でいう本来の棚卸作業は、
ブログではなく、別の次元の修業空間で、自己を見直す作業をするとして、
書ける内容の範囲で、棚卸の一環として取捨選択してまいりたいと思います。


と、偉そうな事をしたためておりますと、
早速、京都に住んでいた時の一事件を思い出したのであります。


十数年前。伏見桃山あたりの路上。多分、真夏日の昼過ぎ時の事。

童子は、何時もの如く一杯入った状態で、自転車で走行しておりました。
何の用事で、真夏の昼間に、うろうろしていたかは思い出せませんが、
結構な暑さで、缶ビールを飲んで、チューハイも適度に入っていたような。

汗を拭き拭き、ふらふらと自転車に跨り、住宅街の路地の交差点の出会いがしら、
相当なスピードで突入してくる車と鉢合わせ状態になったのである。
キ――!(((( ;゚д゚)))

車は一時停止すべきような狭い路地の交差点を突っ切ろうとしていて、
ふらりと現れた童子を見つけて、慌てて急ブレーキを掛けたのです。
童子は、瞬間、あ~ぶつかる、と思いましたが、熱気と酔いで体が動かず、
交差点の真ん中で、バタリと自転車もろとも大きく横転してしまいました。

車とは、もうちょっとで接触という、バンパーすれすれといった距離でありました。

「あぶないじゃないか!」
国産の黒塗りの高級車(多分)の窓から顔を出した男が叫んだ。
(何~。。。危ないのは、そっちの方じゃないかい!(゚皿゚メ))

さすがの童子も、酔いも加勢して頭に血が昇ったのであります。
うーーん。しかし、転倒したときに、体も打ちつけており、
何か急激に酔いも回ったようで、すぐには、起き上がれませんでした。

上半身だけ起き上がった状態で、車のフロントガラスを睨めつけました。
しばらくして、ドアが開いて男が降りてきたのですが、
足元から見上げれば、なんと黒い法衣を着ているではないか。
頭は坊主ではなく七三分けの会社員風だが、まさしく僧侶の井出達です。

そのお坊さんは、車のフロントが無事である事を確認して、
「大丈夫ですか」とも、言わず「あぶないなあー」と呟き、
無言で童子を虫けらのように見つめているのである。

この野郎!童子は、完璧に切れてしまいました。(#`皿´) 

「警察に連絡してください。
 打ち所が悪かったら、後で困るからね。
 事故証明を取ってくださいよ。」と童子。

「ぶつかってはいないじゃあないか。」

「いや、これは事故だ。一時停止しないあんたの過失だ!」

言い争っていると、助手席に乗っていた人が、
帽子に顔を隠すような様子で窓ガラスを開けて、
「○○さん。ちょっと。」と呼んだ。
なにか見目麗しき雰囲気の漂う様子の女性であった。

坊主は、車に引き返し、女性と少し話していたが、
お布施かなにかの紙袋を引っ張り出して、札を一枚抜き出すと、
投げるような様子で童子に押し付け、身を翻して車に乗り込むと、
すっとバックして、ハンドルを切って逃げ去ってしまった。

童子は、あっけに取られました。
こんにゃろう。(`・д・´)
警察に電話しようと、ジーンズについた泥をはたいて立ちあがり、
あたりを見渡して公衆電話を捜しました。

しかし、良く考えると、童子は昼間から酒臭いのである。
どちらに非があるか、審判では不利になるような気配もする。
警察もまともに扱ってくれないだろうなあ。
酔っぱらいの戯言で相手にもしてくれないか。φ(.. )

えーーい畜生。(`-´メ)
と、坊主の放り出した札を掴んでいた手を開けば、
1万円札と期待していた(さもしいなあ)札は、
しみったれた事に、五千円札でありました。(´・ω・`)

何か当時流行った”当り屋”と思われたんではないかい。
けったくその悪い。飲み直しだい!(`□´)
と、早速近くの酒屋を捜すのでありました。
当時、伏見桃山には、地場の酒蔵の酒を飲ます店が昼間から開いてました。

それにしても、今思い出すと、助手席の女性が口にした
「○○さん。」は、名前ではなく名字だったので、
坊さんの奥さんではなかったのだなと推測できます。

とすると、檀家の法事の終わった後での、今はやりのゲス□□だったのかな。
だから、警察を呼ぶのを躊躇ったのかなあ、なんて邪推するのでした。φ(.. )

そういえば、学生時代に友人の麻雀知人で、
京都の市井の寺の坊主と一度飲んだことがあるが、
そいつは、まさに天罰のあたるような生臭坊主で、
暇になれば、坊主仲間で東南アジア方面に足を伸ばし、
飲む打つ買うを実践して、酒の肴に自慢しているような輩であった。

幼稚園などはアウトソーシングして、
檀家から法外なお布施を巻き上げ(おそらく)、
豪遊しているような罰あたりの坊主である。

今日日、坊主も医者(特に自称美人女医)も信用できません。

尤も、京都の坊主が全部そういう輩ではないだろうし、
延暦寺(正確に言えば滋賀県だが)など由緒ある寺院に努める僧逹は、
飲酒も風俗も無縁のストイックな生活を送っておられる事と信じておりますが。。。( ・Д・)

 
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この記事へのコメント

1. Posted by 昼の月   2016年03月15日 14:42
わっ、童子さん、こんにちは。
私のリクエストにさっそく応えてもらって
恐縮の限りです…。ありがとうございます。

でも、〝え~っ、そんなことが!″と驚かないところが
もう駄目ですね。
さもありなんと、思いますから…。

比叡山で千日回峰とかをやり遂げたお坊さん
には、確かに、頭が下がりますが…。

私は、葬式仏教のくせにとかしか思わない不届きものです。
(私は、アッシジのフランチェスコを心から尊敬しています。)

でも、確かに酔っ払いは、一段低く見られますよね。童子さん、お怪我がなくてよかったです。









2. Posted by 酒呑童子   2016年03月21日 05:36
昼の月さん

おはようございます。
花粉症が酷く、生産性0の週です。

昔からそうだったのか、
今日日の話なのか、
あるまじき事件が多すぎますね。

僧侶、医師からはじまり、
校長先生はじめとする教職者。
公安の警察も自衛隊も。
それから政治家・・・これは昔から。

信じられるのは、自分だけ・・・
これも危ないってか。。。(笑)



3. Posted by ケイシ   2016年03月24日 08:52
童子さんの三年間の断酒、頭が下がります。私は飲んだり飲まなかったりで一進一退を繰り返しています。何とか完全にお酒と縁を切りたいです。
ところで、坊主丸儲けって昔からいいますよね。親鸞や法然、道元の心から離れるばかりだと思いますが、死んだ後、僧侶のくせに破戒した罪で凄まじい地獄が待っていますから、ほっとけばいいと思います。まあ、そんな生臭坊主は死後の世界も信じていないでしょうけど(笑)。
4. Posted by 酒呑童子   2016年03月24日 10:11
ケイシさん
こんにちは。
坊主も人の子と云えばお終いですが、
ほんとに、強欲の輩は許せないですね。
amazonが始めた出張僧侶サービスに対して、
仏教界のある団体からクレームがついてますが、
そもそも、御布施という名の代物が、
明朗会計でない所から端を発しています。
また、戒名の付け方が、金額で変わるのも
仏の心ではない非道徳そのものと思いますね。

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