2016年02月01日

先日、ニュースサイトを見ていると、ドローンに関する記事が目に留まった。
今後の活用に併せて、ドローンについての航空法なども改正されるようだ。

法改正の中には、ドローンの飲酒・酒気帯びでの操縦も禁止され、
罰則も定められて、懲罰も科せられるようである。

まあそれは、至極当たり前の話であるのだが、
ニュース記事の続きには、ちょっと気がかりな内容があるのだ。φ(.. )

『・・・米インターネット通販大手アマゾン・コムがドローンを使った宅配事業の実現に向け、
ドローン専用の空域を設定するよう提唱するなどルール作りは本格化している。
日本は米国に先駆け商用利用環境を整備し、ルールの国際標準化も狙う。
安倍晋三首相は昨年11月に「3年以内にドローンを使った荷物配送を目指す」と表明している。』

とあるが、政府は何故にそんなにドローンの宅配を急ぎたいのであろうか?

童子は、毎週に近い位の頻度で結構アマゾンを利用している口である。
今でも配送スピードでは、びっくりする位のパフォーマンスを誇っているし、
下手をすると、朝注文して、その日中に配送完了ってこともあり得る。

これが、ドローンになると一体どうなるのであろうか。
注文後1時間以内とか、ピザハット並に配送スピードが増すって事なのか。
それに、運転手もトラックも不要となり物流コストの削減に寄与するって事かい?

でも・・・ね。

一戸建てならともかく、試験エリアは大概がマンション住まいだから、
ベランダに着陸するのだろけれど、しかし、マンションのベランダには、
ヘリポートとなるようなスペースを確保できている家庭は少ないんじゃないかい。

大体が、洗濯物の干場になっているし、駐輪場の限られたマンションでは、
溢れた家族の自転車も消防法上、玄関通路には置けない所もあって、
已むなくベランダに置いている家庭もあるし、居住面積が狭くて、
ベランダを収納エリアに使っている家庭も多いだろう。

それに、到着時に家でベランダの近くに居留しているとは限らない。
届け先不在時には、賢明なドローンくんは、1階の玄関ドアを潜り抜けて、
不在宅配ボックスを探して、操作パネルを押して商品を入れて、さらには、
不在配達通知を集合ポストに投函までしてくれるのであろうか?

かっぱ寿司の新幹線なら、まだ、注文してから待ち受けられるが、
長い物干しで洗濯物のあるスペースで、スマホでamazonのサイトの運行状況を見ながら、
ベランダでドローンを待ち構えるなんて、マニア以外は不要な代物である。

核家族化して、日中不在が多いマンション生活で、
重宝しているのは、不在配達ボックスなのである。

自動車の自動運転は、googleなんかも参加して熱を帯びてきているが、
これにしても、ITやAI技術が進化しているとはいっても、所詮は機械。
自動運転の車が走りまわる光景を想像すると、同様な不安感を覚えるのである。

ましてや、頭上を無人機のドローンが行き交う風景には、どうもなじめない。
小学校の時によく見た、科学少年雑誌の未来想像画みたいに、
空を自家用飛行体が飛び交う絵図を思い起こしてしてしまうのである。( ・Д・)

そういう状態になれば、小心者の童子だけでなく、皆が安心して道を歩けない。
ベランダに面した居間にいても、何時何どき、バッテリーが切れたり、
突風で煽られたりして操縦不能になったドローンが突っ込んで来たり、
落下してきたり、予断を許さない態勢が必要となり、
戦々恐々とする生活を余儀なくされるのではなかろうか。(T_T)

登下校の小中学生には、戦時中の焼夷弾から身を守る防空頭巾のように、
フルフェイスのヘルメットを自治体が、全員に支給してくれるのであろうか。
ドローン事故保険を税金で、自治体は市民に強制加入してくれるのか。
もしくは、ドローンを使用する運送会社が共済を作り加入してくれるのか。

災害時などの緊急事態に活躍するのなら、それなりに期待できるのであるが、
宅配業者の過度な競争が招いた運送会社の経営効率化・業務効率化
のために、ドローンを使うという事には、どうも問屋が許さないのだ。

試験区域になっている地方自治体の長なんかも、何が目的なのか、
ドローン、ドローンと、やたらと積極的なのであるが、
amazonから裏金がでてるのか、どうなのか知らないが、
ドローンの飲酒操縦云々以前の問題として、なんとも腑に落ちないのである。(´・ω・`)

河島英五の「時代おくれ」が十八番の一曲である童子ひとりが、
やはり時代遅れで、一抹の疑問と不安を感じているだけなのであろうか。。。(≡ω≡.)

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ctxt0475ctxt0475 at 14:27│コメント(0)トラックバック(0)

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