2016年01月08日

2週間ばかり、中国に滞在していて、ようやく戻って来ました。
仕事でなく、私用で中国に滞在したのは、7年ぶり位だったので、
市民生活での中国の変貌ぶりには、凄まじいものがありました。(; ̄Д ̄)

日本のニュースでは、中国経済の悪化、上海株の暴落、人民元下落などと、
紙面を賑わしておりますが、中国の巷では、経済鈍化などは微塵も感じさせない、
昔からの相変わらずの喧騒さとエネルギー度でありました。

実は、童子は、この喧騒さが昔から気に入っているのであります。
たぶん、ルーツは中国人。かも知れない。
やたら現地では、現地人から道を尋ねられる事が多いのであります。φ(.. )

酒というと、中国では、社交上は欠かせないものがあるようですが、
不思議と、巷で酔っぱらっている光景はあまり見かけません。
CRH(中国の新幹線)の中でも、日本のおっちゃん連中のように、
グダグダと缶ビールやワンカップで、という姿も見かけません。

仕事帰りに、キオスクで缶チューハイを片手にぐびりぐびり、
といったサラリーマン風情も見たことはないのです。
そういう意味では、日本より酒に関するマナーは良いのかも知れません。

ただし、他のマナーは相変わらずだなあといった光景も多々見受けますが、
オリンピックや万博の開催に合わせて、相当政府が人民を教育したせいか、
10年前に童子が滞在していた頃からは、見違えるように向上しております。

何せ、並んで待つという習慣ができて来ているのに仰天したのであります。
駅の改札前も、列車の搭乗口も、それなりに”縦”に並んでました。
”横”になって電車に並ぶ大阪のおばちゃん逹よりは、ましになってるかも。
(大阪のおばちゃん。ごめんなさい。ほんの一部の方だと思いますが。。。(´・ω・`))

マクドナルドやケンタッキーでも大体並んでいる様子です。
童子が、10数年前に初めて上海に行った時は、
マクドナルドのカウンターで、横から侵入する客を防御する術を知らず、、
ハンバーグを買う事もできずに、見かねた仕事仲間の中国人社員に
買ってもらった事を思うと、隔世の感がありました。
ただし、油断してると、すっと脇から入ってくる輩も皆無とは決して言えませんが。

物価はと云えば、これは眼の玉が飛び出る程、高騰しておりました。
おまけに、円安の影響で、日本円換算すると日本より高い商品も多く、
十年一昔の感覚では、とてもじゃないが暮らせなくなっております。

もっとも、中国人の最低賃金自体が相当上がっておりますから、
現地の人からみると、そうそう大差はないのかもしれませんが、
日本人の円貨幣から見た中国物価の旨味は、既に過去の栄華に映ります。
中国で造るのではなく、中国から買うのではなく、中国で売る時代ですね。


上海には数日居ましたが、日本より進んでいて関心させられた事もあります。

まずは、大銀行が土曜日も日曜日も営業している事です。
人員は平日以下ですが、土日も中国銀行は、9時から16時まで営業してました。
日本の銀行やお役所なんかは見習うべきですねえ。
ちなみに、定期預金の金利は下がったとはいえ、3年定期で年率2.75%。(⌒-⌒)

また、新幹線の切符は、身分証明書やパスポートが無いと座席予約できません。
その代わりといってはなにですが、上海に戻る新幹線を降りた後で、
連れが切符を紛失したのに気づいたのですが、
コンピュータに、個人情報に紐付いた切符情報が登録されているため、
JRのように「買い直してくれ」という無粋な事もなく、無事下車できました。

童子は、JRで酔っぱらって、新幹線の切符を失くしたり何やらで、
酔った勢いの余り、買い直ししか譲らない駅員と何度トラブルになった事か。
いつぞやは、京都駅で「駅長を呼べ!」と大騒動を起こした事もありました。

ちなみに京都駅は駅長が2名いるのを、その時に初めて知ったのです。
JR東海とJR西日本と。
「それは、JR東海の・・・」と逃げ腰のJR西日本駅員に対して、
「どっちの駅長だろうが!」と喧嘩になったのでした。(゚皿゚メ)


昔の与太話が出てしまいましたが、話を中国に戻すと、
新幹線も地下鉄も、手荷物は全てX線検査されるようになっておりました。
また、地方都市の駅前には、公安の機動車両が数台。
自動小銃を持った武装警察の姿も。
テロに細心の注意を払っているのが如実に感じ取れます。

地下鉄は、あっという間に、上海中に隈なく張り巡っておりましたが、
地下鉄の切符は紙ではなくICカードが自動販売機で出て来ます。
最終駅の改札機で回収されリサイクルされるという中々のエコシステムです。

中国ネタとなれば、なかなか話は尽きませんが、
まだまだビジネスチャンスとしては、眼を離せない国だなあ
という感触を得て帰国した童子でありました。( ・Д・)


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ctxt0475ctxt0475 at 15:30│コメント(2)トラックバック(0)

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この記事へのコメント

1. Posted by 昼の月   2016年01月12日 16:37
童子さん、こんにちは。
リアル中国情報、とても興味深かったです。

そうですか?中国でも、手荷物はX検査しているのですねぇ。
ちょっと、意外でした。

以前、スペインのマドリードに行った時、
トレドまで行くのに、
X線検査があって(大きなテロがあったアトチャ駅です)、何気に、バッグごと検査にかけたら、
ホテルの磁気のキーカードが無効になってしまって
困ったことを思い出しました。

 確かに、ヨーロッパでも、公の場所で酔っ払いは見かけませんでした。
いたとしても、それは、別の世界の人という扱い。
そういう点では、日本はおおらかというか、
日頃、よっぽど、我慢している方が多いのか…(笑)。

さてさて、中国の方々は、どんな風に
鬱屈を発散しているのでしょうかね。


2. Posted by 酒呑童子   2016年01月17日 08:01
昼の月さん
おはようございます。

日本も、段々煙草同様、変わってゆくのでしょうね。
大学出て会社に入った時なんか、
仕事机で堂々と煙草吹かしてた時代でしたよ。
小学生の運動会だって、爺や親父連中は一升瓶持参で、
重箱をつつきながら盛り上がってたものです。
今、どこの幼稚園も小学校も酒入り運動会はないでしょうねえ。
それに、忘年会・新年会もやらなくなった職場も多いですね。
断酒中の身には、有り難い事ですが。

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