2015年10月19日
とある著名な酒造メーカーのホームページに、このような記事を見つけました。
当然、酒を売るのが商売なので、酒のメリットを当たり障りなく掲げてありますが、
ちと優等生過ぎるのではあるまいかと、なんとなく白々しさを感じ、
天の邪鬼たる酒呑童子の注釈を追記して見ました。
(下線部が、メーカーのHPからの引用です。)
「お酒の効用」とは・・・
①食欲の増進
胃液の分泌がさかんになり、消化を助けるため、食欲が増します。
(童子注釈)
確かに、食前酒というものが、世界どの地方のディナーにもつきものです。
少量の酒は(大量でもか)、大概の人にとっては、胃袋に刺激を与えて、
食欲を促し、食事を更においしく頂くための補助剤みたいな作用がある。
ただし、その程度で済めばよろしいが、童子の場合は、大量のアルコールを
飲んだ後に、異様に空腹感が突き上げるタイプでありました。
大体、外で飲めば、不思議とラーメンの豚骨こってり味が所望されて、
京都に居た時は、最寄りの「天下一品」まで、何度タクシーを飛ばした事か。
また、食前酒で済めば良いが、食事を美味しく食べる為の酒ではなく、
酒を美味しく飲むための食事(肴)と、食べる事と飲む事の主役が逆転し、
特に、油分の多い塩っ辛い食物を好むようになってしまった。
当然、カロリー過多、塩分過多となり、体重と血圧は、鰻上りに増加する一方。
最盛期の目方は、危うく三桁に乗る寸前まで行った事がある。(;´Д`)
血圧も上は、180を超えるところまで。。。(怖っ!Σ(=゚ω゚=;))
ただ、アル症になると、大抵の人は、酒だけで過ごす習性となってしまうのか、
アル専病院に入院していた時も、ガリガリに瘠せ細った人の方が圧倒的に多かったように思う。
童子が、場違いなような一番でかい体格をしていたので、本物のアル中でないような、
何か劣等生のような違和感も覚えて、肩身が狭くてなんとなく居ずらかった記憶がある。(´・ω・`)
しかし、食も酒も取っていたので、連続飲酒発作も、なんとか乗り越えたのかも知れない。(・◇・)ゞ
②ストレスの解消
ほろ酔い程度の飲酒は、日頃、私たちの欲求行動を抑圧している理性の働きを適当にゆるめてくれます。
このため精神的な緊張から開放され、心がのびのびとして、ストレスの解消につながります。
(童子注釈)
適量の酒ならば、抑圧感を適度に開放し、ストレス解消に効き目がある人達も多い事でしょう。
しかしながら、童子の場合、抑圧が緩まるレベルではなく、抑圧が過激に指数関数的増長をして、
しまいには暴発する事態に行きつく事もままあり、
副作用の方が、効能をはるかに凌駕する結末に至るのでありました。
結局、ストレス解消の程度で収まれば、何の問題もないのですが、
酒の量が留まる所知らずで、その結果が、さらにストレスを蓄積する悪循環。
百薬どころか、覚せい剤レベルに成り下がる薬物であったのでした。(T_T)
③発想の転換
とかく人は自分の考えに固執しがちですが、ときには柔軟になることも大切。
ほどよいお酒で新しい考えがひらめいたり、発想を変えることができた経験は多くの人がもっています。
(童子注釈)
確かに、酒は脳の血の巡りを良くして、普段は発想しないアイデアが閃く事も多く、
文筆家でもアルコールの力を借りて(しか)筆を進める方もいらっしゃったとか。
童子も、飲んでは饒舌になり、眼まぐるしく脳のプロセッサがヒートアップし、
俺は天才かと浮かれて泥酔すれど、しかし、素面に戻ればタダの人。
とんでもない脈絡もないアイデアは、誰がどう考えても
実現可能性はゼロに近い妄想であったと却って塞ぎこむ事も幾星霜。
異常な状態での如何なる発想でも、所詮は妄想。アル中の戯言。
そんなアイデアで物になった事は、悲しいかな、一度もありません。φ(.. )
④疲労回復
アルコールには血行をよくする働きがあります。
また、利尿作用があるので、体内にたまった疲労のもとになる老廃物を洗い流してくれます。
(童子注釈)
血行を良くしてくれる。これは、たしかにその通り、大正解です。
酔っ払って、何度か怪我をした事がありますが、幹線血管の破損の際には、
その時の出血の凄さといったら、玉や~!とでも叫びそうな素晴らしいものがあります。
過去の記事『酔っ払い事故(4)』や『血を流しても飲む(2)』を御参照いただければわかりますが、
酩酊時の大怪我で、何度も老廃物を洗い流しましたが、命がけでありますね。('A`|||)
という訳で、御社の「お酒の効用」の記事は、童子の拙い経験からして、
若干の手直しをしていただければ、これからアルコール依存症に
なろうかとしておられる方々への少しの助言・教訓になるのではと、
差し出がましい御意見を申し上げる次第なのであります。(´・ω・`)
サン△△ー広報部様。
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この記事へのコメント
とても興味深いお話でした。
そうですよね、「ほどよいお酒」で済めば
何の問題もないです。
で、私が反応したのは、
何といっても「天下一品」!
私、京都時代は、よく一乗寺の天下一品に行ってました。
こってり味の豚骨スープが美味しかったです。あの頃は、ネギもにんにくも使い放題だったので、
たっぷり入れて英気を養っていました。
こちらでも、近くにあるのですが、
あんまり行っていないので、時代の流れを
感じます。歳のせいかな…。
しかし、童子さんの体重が、全盛期には
3桁にいきかけたといのは、びっくり!
何故だか、痩身のイメージだったので…。
こんばんわ。
以前は、いたって痩身だったのですが、酒太りするたちなのですね。
ただ、最盛期の3桁前の状態からは、4-5ヵ月間で、
なんと、25㎏!もダイエットしたのですよ。
天下一品のタレは、企業秘密だそうです。
ウーン。。。久し振りに、食したくなる秋の夜でした。