2015年08月08日

先日、朝日新聞デジタルニュースを閲覧していると、
猿の習慣的飲酒に関する研究成果たる記事が目に留まった。
とある研究グループが論文にまとめて掲載した内容である。

新聞記事を要約すると、
西アフリカで現地人が樹液で造って保存してある酒を、
野生のチンパンジーが繰り返し飲む行動を観察したという事である。
野生動物で習慣的な飲酒が確認されたのは初めてらしい。

発酵させたタンクの酒をチンパンジーが飲む姿が、
数年間の観察で、20回、延べ51頭もの飲酒猿が確認された。

性別とは関係なく、成人猿だけでなく、6歳の子ども猿からまでいた。
発酵タンクにかぶせてある樹の葉っぱを皺くちゃにして、
スポンジの要領で酒に浸し、口に運ぶというテクニック。

チンパンジーもアルコールを分解できる遺伝子を持っているとの事。
研究グループの教授は「酔っぱらったかどうかは分からないが、、
飲酒した中年の雌が気持ちよさそうに歩いて去る姿が印象的だった」
と述べている・・・・・・・


もしも、童子がアフリカなんぞで、連続飲酒発作でも起こしていれば、
酒を求めて、猿の宴(うたげ)に加わっていたかも知れないなあ。φ(.. )
とふざけた事を思いながら、ふと、過去の日々が回想されて来た。


童子は幼少の頃からあらゆる動物に興味と感心を持つようになり、、
小学生時代は動物園の園長さんになろうと思っていた位である。
ただし、そのいたいけな童子の願いは、叶わずに終わった。

なぜなら、中学校からは興味の対象が動物から宇宙へと拡大して行き、
更に、UFOとか古代文明とかオーパーツとかの超科学へと進化したのだ。
勿論、当時の大学などには、未確認飛行物体学科とかムー大陸語学科とか
地球外生物学科とかいった夢幻的な学科は存在しなかったのだ。(今もか(・∀・))

やむなく、一番近いところで天文学者あたりになろうかと、
高校時代は考えてたが、これも周りの反対で夢は砕けた。

というよりも、社会に染まるにつれ、
動物や天文では、よほどの事でないと稼げないと思い始めた。
俗物に交わるにつれ、金子(きんす)を得る世俗的社会人に変化して行った。


しかし、社会人になっても、三つ子の魂百までといおうか、
潜在的な幼少期の興味は、時折回帰する事があった。

最近は足が遠のいているが、以前、家族で動物園に行楽に出かけていた時分は、
童子の足は必ず、猿のエリアでピタリと止まり動こうとはしなくなる。
家族は、足早に、キリンやヤギや、可愛い動物を求めて、
次々に園内を見て回るのだが、童子は何時も猿の園で釘付けになるのであった。

彼らの、人類に近い姿しぐさが面白く、やけに気になって仕方がないのである。
キーキー言うだけの小さいモンキーには興味は湧かない。
チンパンジー、オランウータンといった大型の知能の高い類人猿に惹きつけられるのである。
特にゴリラ、中でもマウンテンゴリラは、興味が高揚の極致に至るのだ。

一体、彼らは何を考えているのだろうか。
広大な自然の密林から、遠く離れた日本の狭い檻に連れて来られて、
どういう思いを抱いているのであろうか。
それが、童子の単純なる好奇心の原点である。


ゴリラが座り込んでいる近くで、悲しそうな眼を見つめては、問いかける。

「ゴリラのおじさん。ご機嫌はどうだい。」
「・・・・(いいわけねえだろ)」

「いい物、食べさせてもらってるか。不自由は、してないかい。」
「・・・・(コスト削減で大変さ)」

「何か辛い事でもあったら、聞いてやるぞ。話してみろよ。」
「・・・・(うっ、うっ)」

「そうか。悲しすぎて話す気にもなれないのか。」
「オホッ!オホッ!」

「力になれなくて、すまんなあ。」
「・・・・(気にするなって)」

こんな、会話が童子とゴリラの間で永遠と続くのである。

彼らが、どういう思いでいるのか、人類に近い容積を持った頭脳の中で、
どういう思索が思い巡らされているかに、やたら興味が湧くのである。
童子、一人だったら一日中、対面してても飽きない程である。

そういった崇高なる思索を巡らしていても、最後は、
「おとうさん。もう帰るよ。仲間にお別れの挨拶をして。」
などという無粋な家族の掛け声で、後ろ髪を引かれる思いで、
何時もゴリラの宿舎を後にしたものであった。

こんど、動物園に行ったら、こっそりとビールを持参して、
園関係者の眼を盗んで酒を酌み交わしてみるかな。
しかし、断酒の身。それも叶わなくなってしまったなあ。(T_T)


世界中の動物園の園長さん!飼育係さん!
もしも、このブログを見られたなら、童子の思いを斟酌していただき、
是非とも、不幸にも捕獲されて不憫な状態にある類人猿達には
売り物にしているだけではなく、せめてものお詫びに、正月か誕生日くらいは、
ビールの一杯でも飲ませてやる位の気配りをして頂きたいと切に訴えるのである。

やはり冒頭の記事にもあるように、
酒は神がホモサピエンスと類人猿に与えたもうた賜物なんですよ。
でも、アル中になる程は、飲ませてはいけませんが。。。


などと、たわいのない戯言を呟く夏の夜の童子でありました。(・∀・)


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この記事へのコメント

1. Posted by 昼の月   2015年08月10日 09:52
童子さん、おはようございます。

このブログって、本当に我が意を得たりです(笑)。

私は、オランウータンが大好きです。
絶滅が危惧される彼らも、きっとアルコールが好きでしょう…。
“森の哲人”といわれる彼らこそ、
アルコールによる酩酊を必要とするのでは…。
何だか、深いですよねぇ~。

以前、ベルリンの動物園で大人気のゴリラを見ました。
その子って、お金のマークを指で示しながら、見物人にマネーって、言うのです。
子どもたちをさておいて、
大人の男の人がかぶりつきで笑っていました。
きっと、ひきつった笑いだったのはと
今なら思います。

 そうそう、いつか行った多摩動物園では、おばさんが座布団持参で、ガラス越しに
ゴリラと話し込んでいました。

 まぁ、厳しい管理下にある類人猿たちは、
アル中にはなりきれないですが…。
何だか、われらの現身みたい…。

 9月になれば、京都市動物園に行こうと決心した次第です。

 ではでは、童子さんもご自愛ください。
2. Posted by 酒呑童子   2015年08月12日 08:28
昼の月さん
おはようございます。
私も、岡崎の動物園には何回か行きました。
本当に、類人猿に興味は尽きません。
これって、ひょとして、人間嫌いの裏腹の現象でしょうかね。
ともかく、単なる断酒中人間で存在するのではなく、
心身グレードアップの作業を進めます。
あまり時間がなくなってきました。
3. Posted by でるでる   2015年08月12日 17:58
童子様いつも楽しく拝見させていただきありがとうございます ブログの内容とは離れ申し訳ありませんが妻に離婚も示唆されました それでもよいと思えてしまうのが恐ろしい病です 本日よりノックビン再開しました 断酒会継続と内服励みます 妻子には無用な人と痛感しております これからもpoorなコメント有るかもしれませんがよろしくお願いします
4. Posted by 酒呑童子   2015年08月15日 07:28
でるでるさん
おはようございます。
抗酒剤と自助会と専門病院。
いまでも、断酒初期の3本柱かと思います。
特に自助会は、肌が合うならば、(合わなくても)
しばらくは続けられて見られるのが一番かと。
ブログではなく、リアルな同病の方々からの
体験談が、はっとする事もあると思います。

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