2015年06月09日
春先の憂鬱シリーズは、思うところあり、少し筆を休ませて、
また気力を充電できた段階で再開する事にします。
AAの回復のステップでいうところの、
「恐れずに徹底して自分自身の棚卸しを行い、それを表に作った。」
というステップ4の棚卸になるも、結構辛いものもあるのですね。
して、突然話は変わりますが、一昨日ネットサーフィンしていて、
ええっ、うっそ~! という記事を見つけたのです。
これから以降が【閲覧注意】の内容となります。
気の弱い読者の諸兄諸姉には、読み続ける事はお薦めいたしません。
どうしても読むという豪傑は、読後に正常な精神ならばクリックをお約束下さい。
(以前の記事『斬首』と同じ手口であるなあ・・・(・◇・))
そろそろ、蒸し暑くなってきた季節には、
丁度良いを少し通り越して若干寒くなるような話です。
既に知っておられる方もいらっしゃるでしょうが、記事の要約は、こうです。
『JRの線路で謎の子供が目撃されるも発見されず、
電車が実際に遅延するという事件が発生しました。
事件が発生したのは、あのサザンを彷彿とさせる湘南は茅ヶ崎JR駅。
6月2日の20時18分頃。
線路で子供がひとりで遊んでいるのを、
運転士と乗客とホームに居た旅客らが発見して、電車が急停車しました。
これによって、JR東海道線、相模線は一時的に運行を停止。
関東鉄道運行情報にも、
06/02 20:40 相模線【列車遅延】
20:18頃、茅ケ崎駅で発生した線路内立入の影響で、
一部列車に遅れが出ています。
と、 掲示されてたようです。
ところがです。電車の急停止の後、その子供は忽然と消え失せてしまったのです。
駅員らが周囲を捜索するも子供の姿は発見できず、
念のため監視カメラを確認したところ、
そもそも子供はカメラに映っていなかったとのことです。(((( ;゚д゚))) 』
この事件を巡って様々な憶測や、類似例などが、日本だけでなく中国のネットまで賑しています。
ネット上では、2年前の同日(嘘っぽい)茅ヶ崎駅で亡くなった子供の霊ではないかとか、
ものすごい逃げ足の速い”俊足シューズ”を履いた子供で、たまたまカメラの死角に入ったとか、
目撃者は全員酔っ払いで集団幻覚だったとか(でも、運転士は飲んでねえだろ)、
なんとか、かんとか。本当か嘘かわからないような噂も広がっている。
それにしても、はて、子供は実際にいたのでしょうか。
居たとしたら、その子供はどこに行ったのでしょうか。
それとも、この世にはいない存在なのでしょうか?φ(.. )
この事件の真偽は、その道の方々にお任せするとしても、
この記事を読んだ童子は、この手の話にはいたって弱く、
鳥肌が立ち背筋も凍るものがあったのですが、
数十年前のある身近な事件を思い出したのでした。
前妻と結婚した年の事でありました。
妻の父は、少し前から胃がんで入院していたのです。
父の余命が長くはないとの説明を、医師から家族のみ聞いていて、
童子と一人娘の結婚式までは、間に合わないであろうという事だったので、
父親を安心させようと入籍を済ませ、賃貸マンションで二人は新居を開始していました。
医師からの通告で、いよいよ二三日、という状況となって、
義母と妻は、24時間、病院に詰めて見守っておりましたが、
数日後の朝八時頃、静かに、この世を去ってしまいました。
童子は仕事で居合わせませんでしたが、癌の割には苦しまずに逝ったと聞いております。
翌日、通夜が営まれました。
その日、童子は仕事を早退し自宅のマンションに一旦戻りましたが、
妻は先に実家に帰っていて、久々の一人の開放感から、
通夜に行く前に、薩摩白波の一升瓶を抱えて飲み始めました。
しかし約束の通夜の時間も忘れて酔寝してしまったのです。(-ω-` )…zzZZZ
ドアのチャイムがなり、鍵が外から開けられ、
妻の従弟が、怒った表情で見下ろしておりました。
「こんなことしとったらバチが当たるで。。。」
従弟に支えられタクシーを飛ばして通夜に馳せ参じましたが、
酔いが回ってふらふらの状態で、親族に顰蹙を買ったのは言うまでもありません。
通夜も遅くなって、近所のおばさんが息堰切って、弔問に駆けつけてきました。
「え~、なんで。何時亡くなったん。昨日の朝は元気にしておられたのに。
そこの豆腐屋の前で見かけたら、○○さん(義父の名)笑って挨拶されてたさかい、
ようなって退院されたとおもうとったんに」
その言葉に、妻と義母は、一瞬言葉を失いました。
実家と病院は、数キロも離れており、しかも、数日前から危篤状態なのです。
無くなったのは朝八時です。
そんな実家の近所を朝早く歩いている筈がないのです。
そのおばさんは、あたふたと気が動転した様子で、
まずは、義父のお棺を拝んだ後、風呂敷を開いてお布施を出されました。
どうした事か、紅白の祝儀袋が姿をあらわしました。
一瞬、居合わせた人たちは息を飲みます。
そのおばさんも、なにか状況が変だと気づいたのです。
紅白の包みを持ったまま、ぶるぶると手を震わせて、
「私、なんて事してしもうたんやろ。
気が動転してたさかい。かんにんな。かんにんな。」
と何度も詫びながら、そそくさと帰ってしまわれました。
その直後、ひそひそと義母に隣家のおばさんが話しているのが、
童子と妻の耳に入ってきました。
「こんな話してええんかどうか迷ってたんやけど、
娘も昨日の朝、○○さんを見かけたんやて。
擦れ違って挨拶したら、にこにこ笑って、丁寧にお辞儀されたんやて。
それと、おととい一晩中、あんたのとこの部屋で人気の居る気配がして、
だれかが、部屋の中を歩き回ってガタガタ家具を開け閉めする音が聞こえて、
あんたが帰ってるのかと思ってたんやけど。。。なんぞ怖おおて。」
親子3人の家には、父の臨終を見届けてる母子は病院に
付き添っていて誰も家には居なかったのである。
酔っぱらった頭で、それとはなしに聞いていた童子でしたが、
人の空似とか、アパートの別部屋の音の聞き間違いとか、
何かの錯覚だろう位に、その時は思っていました。
その二三ヶ月後の新婚旅行先のハワイのハーバークルージングでの事件を、
以前のブログ記事『怖~いお話』で書きましたが、
今思えば、その”心霊写真”を童子だけには見せずに、
義母と前妻で処分してしまったのは、実は映っていたのは○○さんではなかったのかと、
そういう疑問も生じたのであります。(; ̄Д ̄)
今となっては、もう確かめる術もないけれど。
そろそろ近づきつつある蒸し暑い夏の夜。
南無阿弥陀仏。南無阿弥陀仏。
南無阿弥陀仏。南無阿弥陀仏。
何故か、ひたすら経文を唱える童子でありました。(´・ω・`)
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この記事へのコメント
おはようございます。
2週間の断酒遂行とは、おめでとうございます。
2週間できれば、一つ目の山を通り過ぎています。
あと、2週間きばって下さい。
少し安定して来る筈です。
踏ん張りどころです。
家族へお父さんの底力を見せてあげて下さい。
段々と信用も取り返せると思います。
頑張って下さい。応援しています。
こうした類のお話って、結構よく聞きますよね。
でも、確かに京都って、その舞台に、とてもふさわしい場所かも…。
宝鏡寺ってご存知ですか?
そう、お人形の供養をしてくれることで有名なお寺です。
そこに、下宿していた友達が言うには、
廊下にずっと並んでいるお人形の中に、
必ず、髪の毛が伸びるお人形があると。
だから、お父様が愛娘の新婚旅行を見守ってくれていたのですよ!
梅雨ですが、もうすぐ、童子さんの大好きな夏ですね。
でるでるさんも、断酒頑張ってくださいね。
そんなに肩肘張らずに…たかが、お酒じゃないですか。
きっと、いつか笑い話になることと思います。
及ばずながら、私も応援しています。
こんばんわ。
髪の伸びる人形。知ってますよ。
寺の名は失念しておりました。
確かに京都は歴史がら、その類、多いですね。
私が行った所で薄気味悪かったのは、
清滝トンネル。深泥ヶ池。真夜中の貴船神社。
これも夜の船岡山。御陵にあった病院廃墟。
などなど枚挙に暇がありません。
怖かったけれど、懐かしい青春時代の肝試しでした。