2015年05月02日
だいたい、身の行く末を決める転職の面接に酒臭い状態では、
決まるものも決まる筈がありません。φ(.. )
面接の1日、そして、面談の1時間の為に、
前の夜は深酒をしない。当日は朝酒は止める。
という事さえ、なかなか覚束無くなっている状態でした。('д` ;)
しかも、なかなか、これはと言う募集の面接に漕ぎつけず、
あったとしても、面接日前日の深酒なんかで、
撥ねられ続けて、いよいよ十社目近くの会社でした。
当時在職の会社に比べると、ちっぽけな会社でした。
地味そうな業務内容。給与も半分程度。全く乗り気はしませんでした。
しかし、前妻は、童子が当時の会社の仕事と役職のストレスで
酒が増えて行ったのを理解していたのでしょう。
派手な仕事の会社ではなく、その地味な会社を薦めました。
給料は気にせず、役職もなくてもいいから、肩肘張らず、
楽に働ける所にしといたら。という思いやりでした。┏|*_ _|┓
童子は、まだまだ、やれると思っていましたが、
妻の助言に従い、まっ、前の会社では激務だったから、
ちょっとのんびりできそうな会社もいいかな。
なんて乗りで、その地味そうな会社の面接訪問に向かいます。
童子は、その日は、相変わらず朝酒は軽くやってましたので、
キオスクで、仁丹とアルコール消臭グミを買い、
面接のちょっと前から、胃が膨れるほど(嘘だけど)それらを摂取しました。
こんなもので、消える筈もないのですが。。。
(仁丹、フリスク、この手のものに何十万円も使ったかもしれませんねえ。(・∀・))
それで、いよいよ大阪の雑居ビルにある会社を訪問です。
着いてから知りましたが、社長じきじきに一次面接をするそうです。
面接会場の応接室に通されます。
今までの失敗から、酒の臭いがしないか不安になりますが、
自分自身では自分の酒臭さの判別は付きません。
数分待機すると、面接者の登場です。
なんと社長一人ではありませんか。
狭い応接室です。
童子は立ち上がり名刺を受け取ります。
瞬間、童子は酒の臭いがふっと湧いて来たような感覚が。
まっ、まずい。まだ、臭うのかな。(;´Д`)
まいったな。またダメか。仕方ないな。(´・ω・`)
諦めた様子で、面接者の社長を垣間見れば、
やけに赤ら顔ではありませんか。鼻も赤い。
見るからに呑兵衛を彷彿とする顔付であります。
そして、開口一番。
「いやー。昨晩は飲みすぎましてな。
まだ、抜けきらんのじゃが。
すんまへんな。」
あいやぁ~。酒の臭いは、このおっさんかあ。
尤も、童子も臭ってないとは言えない状態でしたが。
兎に角、互角の勝負となった、と胸を撫で下ろしました。
着飾らない雰囲気の社長に、何となく酒飲み通しの親しみを感じて、
童子も以前の仕事の功績を滔々と話しました。
なんとなく波長が合いそうな会話が続きます。
30分も話したでしょうか。
「よっしゃあ。決めた。」と社長さん。
「はあっ。」
「いつから来れる?」
「いや明日にでも。」
「そういう訳にはいかんやろ。今の仕事を片付けな。
ほな。来月からどや。ちょとくらい遅れてもかまへん。その時は連絡してや。」
「(いや、片付けるような仕事は、今はないのです。)」黙っておりました。(^^;)
という事で、あれよあれよと言う間に決まってしまいました。
しかも、前の給与金額を話せば、そこまでは届かないが、
募集時の年収の1.5倍は出すというラッキーな計らいでした。
捨てる神あれば拾う神あり、とは良く言ったものです。
童子は小躍りしながら、早速近くのコンビニで祝杯を上げるのでありました。
ふと青空を見上げれば、春先は既に終焉を迎え、
初夏の陽気が、ほんの鼻先に迫りつつありました。
童子は悪運が結構強いのかなという思いはあります。
しかし、悪運は所詮悪運。そうそう長続きはしないのですね。
いずれ、また酒の神が人生の転覆を企てにかかるのでした。
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この記事へのコメント
連休最後にまたやらかしまし
子供にも妻にも頭上がりません
自ずからもありますが妻にも離婚など提示されました
人生転落中
苦しいのですが
すみません
途中報告的ではあります
格好のよい名前ではありませんが苦し過ぎる病と思います
甘えでしょうか
おはようございます。
早寝し過ぎて、早起きし過ぎました。(笑)
なんとも言い難いのですが、
底尽きすれば、アル中から回復できるか、
と言われれば、そうでもない気もします。
家族離別して独り身になった時、
もっと甘えが増長され、奈落の底に
転落する可能性が強いでしょう。
それでも、七転八起できればよいのですが。。。
かろうじて体裁 家庭環境をなんとか持ちこたえている有様です
妻子には申し訳なく頭下げるばかりです
回復の為 辞めたいのですが辞められません
休職延期しました
辞めなければ改善ないのでしょうが
ネット上での不謹慎なものは避けたいのですがどうしようもありません
甘え? 負のサイクルの繰り返し
居なくなりたいです
こんばんわ。
なんとか、持ち堪えて下さい。
妻子に申し訳ないとの思いがあるだけ、
まだ救える所があるように思います。
酒を辞めたいという思いがあるだけ、
まだ救いようがあると思います。
私など、それすら無くなって、
酒の虜になってましたから。
頑張って見て下さい。