2014年07月26日

酒は百薬の長という言葉は嘘であるなあ、と、以前の記事に書いた記憶がある。

実は、童子は”痛風もどき”で15年来苦しんできたのだ。
”もどき”というのは、病院で正式に痛風と診断された事がないからだ。

尿酸値が8をかなり超えたあたりから、
膝が突然と腫れ上がり歩行もおぼつかなくなる症状が現れはじめた。
曲げると激痛が走るのである。しかし、じっとしておれば痛みはほとんどない。

15年来、年に2-3回、突然それは襲ってくるのだ。
何か膝の蝶番の動きが可笑しいなと感じると、ものの数時間で腫れてくる。
1日経てば歩行に支障を来たし、頑張っても、びっこを隠せなくなる。

2ー3日、長ければ4日。足を引きずり廻す生活をする事になる。
以前は痛み止めにアルコールという鎮痛剤を選択していたものだが、
頭が麻痺するだけで膝の痛みは一向に消えないまま泥酔して誤魔化していた。
ただ、また目を覚ますと、よけい酷くなっている事が常であった。

膝が痛くて曲がらないと、これはかなり生活するに不便な事態に陥る。
そんな状況になって、初めて身障者の人達の気持ちになれるものだ。
階段がキツイのである。上がりはまだ救われるが降りるのが一番辛い。激痛が走る。

電車に乗るにも、以前は(今もあるか。。。)エレベーターの無い、
バリアフリーなんで何処吹く風といった生意気なJRの駅は多かった。
手摺を持ちながら、冷や汗を垂らして階段を下りないといけない。(´;ω;`)

バスはさらに難儀である。
乗る時は、鉄棒を持って、えいやっと踏みあがれば良いが、降車時は摑まる物がない。
清水の舞台から飛び降りる覚悟である。
激痛で膝が曲がらず、バスから路面に降りた瞬間に、路面に倒れこんだ事も幾数回か。。・゚(゚`Д)゙

なれば、タクシーに乗れば良いではないかと思われようが、
こちらの方が、さらにキツイのである。
膝を伸ばした状態では、リムジンならいざ知らず、普通の乗用車には乗れない。
膝を曲げると激痛が稲妻のように奔るのである。もう降ろしてくれ~!(TДT)

そんな状態が、大飲酒時代後期15年間くらい続いていた。
末期では、尿酸値は優に9ポイントをクリアしていた。

以前は、痛風は足の親指の付け根が腫れ上がり、風が吹いても痛いそうな。
だから痛風とは違う。そう思っていた。
そんなもので、最初は市販の湿布で対応しようとしたが、全く焼け石に水。効果はゼロ。

それでも、もしやと思い、病院に行けど、確かに尿酸値は高いが痛風の症状ではないという。
膝のMRIかCTで検査しても異常なし。薬も貰えなかった。膏薬だけである。効かない。

童子は、インターネット時代に入ると、ネットの医学記事を読み漁り、色々調べていると、
足首や膝にも痛風が来る事が最近の記事には書いてあるようになった。
確実に痛風だと確信したのであるが。

次の発症時に、もう一度病院に行って、
医師に「やっぱり、痛風でしょ?」と訊いたが、
整形外科医の検査結果の答えは、「症状が違うようだ。」と。
医局を間違えたのかなあ。φ(.. )

それ以降医者には掛かっていない。病院は諦めたのだ。
そうしてたまたま、自ら特効薬を編み出したのである。

2年少し前、また突然の痛みがやって来た。今までに増して痛みが強い。
酒は鎮痛剤にならない事を、猿よりは賢い童子は学習していたので、本物の鎮痛剤をと考えていたら、
歯科で以前もらった鎮痛剤が薬箱の底に眠っているのを思い出した。

これでも飲んでみるかと、まだ激痛になる前に服用すると、
驚くほど痛みは飛び、翌日も、なんとがびっこを隠せる歩きもできるではないか。
更に、次第に増長してきていた膝の腫れも、翌々日には、ぴたりと納まったのである。

その次は、1年半ちょっと前、またまた来たのである。
歯痛の鎮痛剤は既に空になっていた。
ネットで、同じ成分の市販薬を捜すと、
EVEという生理痛対策で有名な薬にヒットした。

近くの薬局屋さんに行くと、鎮痛剤系はレジカウンター後方棚にあり手が届かないので、
已む無く、若い女性の店員さんにEVE A錠を下さいと言って、
顔から火が火照りそうな思いで逃げるように帰ったのを覚えている。(〃゚д゚〃)
(あのローラがコマーシャルをしているのだ。)

ただ、そのローラのEVEが見事に効いたのである。
それ以降、通勤のカバンには生理痛ならぬ痛風痛用EVEをこっそりと忍ばせてある。
会社の女性社員なんかに何かの拍子に見つかれば、なんと言い訳けすればいいのやら。。。(´・ω・`)

しかし、しかし、しかし、である。
断酒して1年4ヶ月あまりの間、なんと一度も、
通風もどき症状が出ていない事に先ほど気づいたのだ。

やっぱり、酒は百害の長であるね。(`・д・´)

↓クリック頂ければ、嬉しいかぎりです。


にほんブログ村 酒ブログ 禁酒・断酒へ
にほんブログ村
にほんブログ村 メンタルヘルスブログ アルコール依存症へ
にほんブログ村

ctxt0475ctxt0475 at 01:44│コメント(3)トラックバック(0)

トラックバックURL

この記事へのコメント

1. Posted by p   2014年07月30日 23:17
こんばんは。
いつも拝見させていただいています。

お願いなのですが、
私のブログに、
童子さんのブログへのリンクを貼らせていただけますか。

なお私のブログは、こちらです。
http://blog.livedoor.jp/ppp2014/

よろしくお願いします。
2. Posted by 酒呑童子   2014年07月31日 17:24
pさん
こんにちわ。

リンクは一向に構いません。
pさんのブログも拝見させていただいております。
確かに、酒が取引先や友人との関係に寄与した事もありますが、
人生振り返って見,れば、圧倒的に、
酒益<<<酒害
でありますね。
3. Posted by p   2014年07月31日 22:57
ありがとうございます。
なかなか深い文章は、書けないのですが、
お酒に悩む人々の共感の一助になればと思っています。
それが自分の喜びになるので。
これからもよろしくお願いします。

コメントする

名前
 
  絵文字