2014年06月03日

2ヶ月半以上に及ぶ入院期間中は、流石に断酒状態でありましたが、
退院後急速に体力が回復すれば、元の飲酒状態に戻るのは訳もない事でした。

しかし、大腸を半分摘出したものの完治したわけではなく、
その後も、二度ほど下血が発生しましたが、大した事にはならず、
せいぜい点滴を打つくらいで、入院はしなくとも治癒しておりました。

そんなもので、そのうちに、アルコール依存症の認識も、内臓の病の認識も
「酒と共に去りぬ」、といった塩梅で、記憶の片隅に追いやられて、
以前にも増して、酒量がコントロールできなくなっていきました。

そして、二年前の事です。

日曜日の昼前に、突然、忘れてかけていた腹部の違和感を覚え、
トイレに駆け込めば、やはり、鮮血の嵐であります。
病院は当然開いておらず、日曜日の夜から出張という仕事が入っており、
止む無く休日診療センターにタクシーで乗り着けます。

数時間、止血剤の点滴を受けると、無事に納まりました。
ああ、今回もこの程度のもので済んだ。よかった。よかった。
自宅に戻り、荷物をまとめて出張です。
4回ほどの下血があったため、軽い貧血状態で、頭が朦朧としております。

体調が悪い時は酒で誤魔化すという習性が現れます。
新幹線に乗る前に、焼酎は幾らなんでも遺憾だろうが、日本酒ならと、
二カップ買い込み、社内で恐る恐る、ちびちびと啜ります。
いつもの事ながら、たちまち元気一発!ではないにしても、
神経は麻痺し空元気が出てきます。

それでも、二三日は流石に大酒はためらい、
河島英五の十八番(おはこ)のように、「1日2杯の酒を飲み~♪」と、
日本酒を騙し騙し呑みながら、肴は固形物は避けて、
流動食主体のメニューで3日の出張期間を乗り切ります。

そして、無事出張最後の仕事が終わり帰路に着きますが、
現地での確認が遅くなり、まだまだ貧血で力も出ず、
大阪で1泊して帰るかと、新大阪近辺のホテルを取ります。

四日間、流動食に耐えていたため、
そろそろ少しは柔らかめの固形物も大丈夫かと、
ホテル近くのスーパーで食糧と日本酒を買い求めます。

なぜか、日本酒は体に優しい、大丈夫だ、という妙な心理が働きました。
ホテルで、最初はゆっくりと体の様子を伺いながら、ちびちびと。
そのうちに酔いが回れば、よし!いけるぞ。とピッチが速まります。
5合を空けようとした時、妙な感覚に襲われ、突然、便意が襲ってきます。

ふらふらとトイレに跨れば。アイヤー。
またも血流です。そして、酒が入り血圧が高まっていたせいでしょうか。
びっくりする勢いではありませんか。

これはイカン。酔った頭にも危険な状態が推測されました。
とにかく病院だあ。部屋の片付けをする余裕もなく、
ズボンのチャックを閉めるのも危うい状態で、フロントに下りて行きます。

今度は相当な貧血状態で、酔いも手伝い、視界は真っ白く霞んで、フロントに辿り着くや、
「下血したので救急車を。」( p_q)エ-ン
その後は、もう立っておれず、フロント前のソファーに倒れこみました。

救急車が、どの位で到着したかよく覚えておりません。
結構時間が掛かったように記憶してます。
ようやく救急車に乗せられ、救急隊員から質問されますが、意識は酒と貧血で混濁状態。
ドクターカーがどうたらとか説明があり、何かにサインさせらた記憶がうっすらとあります。

過去何回か救急車のお世話になっていた童子は、
なにか今回は手続きが違うなあとボンヤリと思っておりました。('д` ;)
救急車で市内のXX会病院に搬入。

輸血が始まり、その後の事はあまり記憶になく、
翌日目覚めて、出来事を思い出した状態でした。
ベッドの余裕がなく、有無を言わさず、すぐに相部屋から2人部屋に移されます。

大阪市が一望できる高層ビルの上層階で、
廊下は広く、フロアは高級ホテルかと見間違えるようなコーディネートぶり。
うーん。これは高いいんでねえの、と不安になります。

ようやく止血して検査。またもや、上から下から。
胃カメラ、内視鏡、エコー、レントゲンなどなどと医局全員フル出場です。
しかし、驚く事に、なんと2日目の夜から普通のごはんが出てきたのです。
前回入院の経験から幾らなんでもと思い、医師をコールし大丈夫か確かめました。
「この程度の食事はなんら問題ありません。」との自信に満ちた返答でした。

ところが、翌朝、トイレで再び下血再発。
「ほらね、言った事じゃないかい。」と小声で呟きました。
若い担当医師はプライドが傷ついたのか、いきり立ったように再び検査を繰り返し、
「痔核が発見されました。憩室とは断定はできない。」とのたまいます。

童子は、この病院では、危なっかしいという気持ちが昂じてきて、
新米医師の執拗な入院継続勧告を振り切り、
ようやく4泊で逃げるように自主退院を果たしたのであります。

やはり、ホテル風の入院費は予想した以上に、びっくりするほど高く、
4泊5日で20万円もの御品書きでありました。(輸血10単位がメインディッシュかも。)
キャッシュなどある筈もありませんが、ぼったくり(?)病院は大したもんで、
VISAでもJCBでもAMEXでも支払の便宜を図っておられました。脱帽!

更に、その2週間後、追い打ちを掛けるように、一通の請求書が童子の元に届きます。
なんと、ドクターカーという救急車搬送は無料ではなかったのでした。
「えっ なんで 救急車が有料なの あの距離ならタクシーの方がよっぽど安いやんけ!」(゚皿゚メ)
と憤りを感じつつも、大枚の金額を支払わざるを得なかったのであります。

ネットによれば、海外では救急車が有料な国も多く、
日本では無料であるため、気軽に(?)救急車を呼ぶ傾向が強く、
国民の血税が無駄使いされ、重病患者発生時に車がないケースも。。。
という記事を読めば、なるほどと、納得してしまう童子でした。(´・ω・`)

救急車を呼ぶ時は、必ず有料か無料かを確かめましょう。
そして、救急隊員のような人でも、自分が何に署名をしているか、
照れずに、納得できるまで詳しく説明を求めましょう。
つったって、そんな余裕はないか。。。(T_T)


(もう少し続く)

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この記事へのコメント

1. Posted by akki   2014年06月03日 19:48
お返事ありがとうございました。

いやー
相変わらずのすごい経験ですね。
恐れ入りますm(_ _)m

病院とホテルとのコラボというものがあるんですね。
(映画やドラマみたい)

参考になります


2. Posted by ベラ   2014年06月04日 00:22
ホテルみたいな病院なんですよね(コラボなの?)

某国立○○センターも上層の病室はホテルみたいでした。
ふかふかじゅうたんの廊下に個室が並んでいて。
芸能人とか、秘密で、こういう所に入るのかなと思いました。

しかし童子さん、2年前の話とは。。。
ついこのあいだなんですね
3. Posted by 酒呑童子   2014年06月05日 16:23
akkiさん
こんにちは。
それ相応の造りの病院は、
それ相応の金額となるのは止むえませんが、
救急病院だと、プランの選択の余地もありません。(笑)
中国では、金の担保がないと、
救急車も病院もお断りのようです。
まだ、日本はマシか。。。
4. Posted by 酒呑童子   2014年06月05日 17:24
ベラさん
おひさしぶりです。
そうなんですね。
ついこの間なんです。
断酒以降、お陰様で止まっておりますが、
爆弾を抱えているような身ですね。
断酒で火を点けぬよう頑張ります。

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