2013年12月21日

『暴風雨下でのアル中』の記事にある、1回目の転職した会社の時代の話です。
転職後、数年して童子も課長に出世していました。部下も十人程度の所帯です。
ところが、依存症とまでは行かないが大酒飲みの部下が3名も居ました。(類は友を呼ぶ?)
木屋町・河原町界隈を、4人で連んで、よく飲み歩いたものである。

ある日、その飲兵衛部下2名を連れて、山梨県の工場まで出張と相なりました。
童子は、二三度その工場へ行った経験があったが、部下は初めてである。
新幹線を三島で降りてバスに載り、御殿場経由で富士吉田市まで2時間ばかり掛かる道程である。

会社を昼過ぎに出て、京都駅から新幹線に乗る。当然、ビールで乾杯が始まる。
その日、童子は、昨夜の深酒でお腹の調子が優れなかった。
新幹線のトイレに何度か走る。それでも、メゲル事なく乾杯は続く。

夕方になって、三島に着きます。当時の路線バスにはトイレは無かった。
童子は最悪の事態を想定した。途中で腹具合が悪くなったらどうしよう。
バスを止める事にでもなったら、えらく格好悪いしな~。(´・ω・`)

駅前のトヨタレンタカーが眼に留まる。
「よっしゃ!車で行こう!」(☆゚∀゚)
一番ビール摂取量が少ない部下(仮にA)にレンタカーを借りに行かせた。
もう一人の部下(B)と童子は、アルコール臭がするのを警戒し店には入らない。

Aがカローラを借りて来た。道路地図も装備してある。
(ただ、ほとんど地図は意味を成さなかったのである。)
トイレのないバスでなかったら、もうこっちのもんだとばかりに喜び勇み、
早速、ビールやワンカップやツマミなどを駅前で、しこたま調達し出発である。

酔いの少ないAに運転を、Bには助手席でナビゲーターを命じた。
これが、まずかった。後で判明するのだが、Bは”地図が読めない男”だったのだ。
おまけに、Bもワンカップを遣り始めた。
童子も後部座席に寝転がってワンカップを呷っていた。

最初の失敗は、三島から出発し暫く経ってから発生した。
Bが、もう着きましたよと言う。
そんなはずはない。まだ3-40分しか経っていない。こんなに早く着く筈がない。
ゆっくりと座席から起き上がった。
な、な、なんと富士市ではないか。富士吉田市ではない!(((( ;゚д゚)))

我等の目的地は富士吉田市である。
Bは富士吉田も富士市も違いが解らず、富士市の方向標識を勘違いしたのである。
全く方向が逆である。富士山を逆時計回りに行くべきところを、
時計回りに進んだ事になる。アイヤー!( ̄▽ ̄;)!!ガーン

引き返すのも馬鹿馬鹿しいし、そのまま逆回りで行くことにした。
どうせ急ぐ用もない事だし。Aには気の毒だが、ゆっくり飲みながら行くか。
と思ったが、実はAもハンドル片手にビールをちびちび飲っていたのだ。

2月の真冬の季節だったが、京都も三島もよく晴れていた。

富士市から、ひたすら北へ北へと向かう。
上九一色村の標識を横目にして更に進む。
当時、××真理教のサティアンが建設されていた所である。
とっぷりと日が暮れてきた。街灯もまばらとなった。

突然Bが方向がよくわからなくなったと叫ぶ。呂律が既に怪しい。
後部座席から起き上がって見れば、あたりは一面樹海。
有名な青木ヶ原に入ったと思った。
「とにかく進んで見よう。誰かに尋ねればよい。」

ところが、道を尋ね様にも民家も何もない。車も通らなくなった。
ようやく、停車している軽トラを見つけ、農家のオジサン風の人に尋ねる。
やっぱり、方向違い。オジサンに教えられた方向へ行く。
しかし、行けども行けども真っ暗闇だ。車にも出会わない。おかしい。騙されたんでは。

雪が激しく舞ってきた。気温が急激に下がる。
我慢していた尿意が突然突き上げて来た。。・゚(゚`Д)゙
便意でなかったのが幸いであった。

仕方なく樹海の中で車を止めた。
外へ出る。寒い!
車から離れた道路脇で立ち××(失礼!)だ。
道路脇の目の前は、すぐに樹海である。

チャックを下ろし、いざと構えた瞬間、以前テレビで見た
青木ヶ原樹海の番組が脳裏を掠める。
「一歩踏み入れたら二度と戻れない。自殺者の亡骸が毎年何体も
地元の消防や警察の一斉捜索で見つかる所。」

ぶるぶるぶる。眼を凝らすと、雪を被った樹々が人影にも見えるではないか。
ホントに人影だったらどうしよう。う。う。用を足さずに走って車に戻った。
ABに「お前らも付き合え」と引きずり出し、全員横並びで樹海に立ち向かった。
しかし気弱な三名は、皆、目を瞑って用を足したのである。

樹海から細長い青白い手がひょろひょろ伸びて来て、一物(放送禁止語?)
を奪われやしまいかと、一刻も早く放尿を切り上げようと力むのだが、
ビールとワンカップの排出は、なかなか手間取るのであった。

そうこうして何度も迷った挙句、ようやく宿に辿り着いたのは、既に夜半であった。
バスだったら2時間の所を、四五時間もかかったのを記憶している。
アル症寸前の飲兵衛道中は、まっ、こんなものです。
それにしても、ホントに怖い立ち××でした。ぶるぶる。(; ̄Д ̄)

ナビゲーターも携帯電話もない古き良き時代の出来事です。

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ctxt0475ctxt0475 at 06:51│コメント(4)トラックバック(0)

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この記事へのコメント

1. Posted by puppy   2013年12月22日 08:05
童子さん、こんにちは。
女性の私にはコメントし難い内容なのですが、とても面白かったので、コメントします。
「星5つ!」(堺正章調)って、日本では既に死語ですか。
2. Posted by 酒呑童子   2013年12月23日 08:29
puppyさん
おはようございます。

「山田くん。座布団3枚。」は、まだ記憶にありますが。。。

今年ももう残りわずかですね。
クリスマスと正月を乗り切りましょう。
3. Posted by haru.   2013年12月24日 19:22
童子さんにもサンタさんが来ますように☆

ステキなクリスマスイブを(*^。^*)
4. Posted by 酒呑童子   2013年12月25日 06:18
haru.さん
おはようございます。
仕事疲れか、昨夜は9時半くらいに
寝てしまいました。
サンタさんは。。。。(´・ω・`)
また、ブログ記事で書きますね。
仕事に行ってまいります。

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