2013年09月12日

前記事では、名刺交換の1シーンを思い出して書いたが、
手が震えることによる失態や恥ずかしい思い出は山ほどある。

手の震えは、アルコール依存症の度合が酷くなるにつれ、
歳を取るにつれ、年々激しくなっていたようである。
数日、アルコール度数の高い深酒を続ければ、
朝酒を飲まない限り、昼前になればおおよそ振戦は現れてくる。

ある日、警察署から電話が入った。
京都駅近辺で飲んだくれて落した財布が出てきたのだ。
諦めていた遺失物であったので、仕事の帰りに喜び勇み、南警察署に出向く。

ラッキーなことに僅かばかりの現金・カード類もそのままである。
警察官から、受領書に住所・氏名・電話番号の記入を求められる。
ペンを貸してもらい、住所を書こうとした時に、はっと、警察官が覗き込んでいる視線を感じた。

その瞬間、右手が大きく震えだしたのである。(; ̄Д ̄)
字が飛んで、幼児が書きなぐったような筆跡となる。
意識すればするほど震えは酷くなる。

警察官が驚いたように見つめていた。
冷汗がワッと噴き出てくる。('A`|||)
よもや手が震えることで逮捕される事はあるまいが、
アルコール症が露見したような後ろめたさが、さらに緊張を高める。

やむなく、左手で右手首を強く握りしめ、
受領書の紙が破れるほどの筆圧で、汗を垂らしながら格闘する。
京都の住所は、やたらと長いものが、ちょいちょいあるのだ。
おまけに、童子の姓名ときたら、字画数が嫌になるほど多いのである。
苗字と名前を書きながら、なんでこんな難しい名前にしてくれたんだと、
親を恨む気持ちさえも湧き出てきた。(`・д・´)

「すみません。ちょっと、手の具合が悪いもので。。。」と、
訝しげに見ていた警察官に、幼稚園児でもまだましと思われる字面の紙を差し出して、
逃げるように警察署を出て行った。
すかさず、コンビニに駆け込んだのは言うまでもない。

それ以降、新たにカードやパスポートなどを作成する際には、
裏面のサインは、漢字ではなく、英語の筆記体で書くことにしている。
多少手が震えようが、ほぼ一筆書きの要領で、もっともらしく書けるのだ。
それに、漢字で書くよりは、お洒落で格好いいからね。
これが手の震えから学んだ童子の生活の知恵である。(ドアホ!(T_T))


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