2013年08月06日

生まれてこの方、一体いつからアルコールを口にしたのか、思い起こして見た。
童子の場合、人生で最初に飲酒したのは、まだ本当の童であった小学生の時分だ。

年一度の正月の体験である。
元旦の朝、御神酒を口にした記憶がおそらく禁断の味に接触した始まりだ。
また、正月にお年玉目当てで親戚の家に遊びに行き、
伯父さんたちの酒宴に紛れ込み、酔狂でお猪口を差し出されたのを断りもせず味見していた。
こんな物が旨いのかなあ、という程度の感覚である。
昔の田舎は、どこでも、こんなものだったろう。

ささやかなものであった。
この時は、ほんのままごとのような物であった。
旨いとも思わなかった。

継続飲酒(とは、少々大袈裟であるが)になったのは中学校に入ってからである。
体があまり丈夫ではなく、常に貧血ぎみであった。
両親が、心配して養命酒を買ってきてくれた。

その薬草の味と甘ったるい味が、薬とは思えずに、ジュースなどよりも美味に感じられたものだ。
朝晩1杯の量ではなんとなく物足りず、いつも理由をつけて多めに摂取したものだ。
(このころから、依存症の本性が芽生えていたのかもしれないなあ。(; ̄Д ̄))

また、大酒したのも、たしか中学校3年生である。
何の際か忘れたが、親戚の家の宴会で食事をよばれた。
その時、なぜか童子の親は不在であった。

父親の酒好きは、親戚でも有名だったのだろう。
息子も飲めるだろうと、面白半分に酔っ払った叔父達が童子にビールを勧めた。
童子は、躊躇もせず、コップを一気に飲み干した。

飲みっぷりがいいと、酔っぱらった叔父達は喜んで、更に薦める。
童子は、皆が喜ぶので調子に乗って、断ることを知らず、がぶがぶ飲みほした。
未成年飲酒などといった感覚はない古き良き時代の田舎である。

たぶん、ビール瓶で2本近く飲んだような記憶がある。
初めて喰らったビールの心地よさで、ふらふらと自転車で数十分の距離を自宅まで帰り、
母親にこっぴどく怒られた記憶があるが、大人だけが味わえる果実を齧じり、
すこしは大人になったような気もしていた。
(思えば、初めての飲酒運転でした。(≡ω≡.))

その後も、酒の味に好奇心を感じて、早くも盗み酒が始まったのだ。
親父が冷蔵庫に冷やしていた日本酒の瓶の蓋が開いていたのを幸いに、
少しくらいは解らないだろうと、一口二口飲んでみた。
酒の味などは解らなかった気がするが、好奇心は旺盛であった。

何度かそういう習慣が続き、次第に一口二口では済まなくなった。
ついつい多めに飲んでしまい、しまった、バレルかなと思い、水道水を継ぎ足した。
親父は小首を傾げて、アルコールが飛んだみたいだなあ、と言っていた。

しかし、二度三度重なれば段々と水の量が増え、水だけではまづいと酢も混ぜたら、
流石に最後は、きっちりと親父にばれてしまい、大目玉を喰らった覚えがある。

今思えば、やっぱり素質があったのですね~。(・◇・)ゞ

(たぶん続く)


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ctxt0475ctxt0475 at 03:32│コメント(0)トラックバック(0)

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