2013年05月22日

酔っぱらい事故シリーズの完結編である。
と言いたい所だが、5回程度のレベルでは、なかなか収まりそうもないのである。
(続、続々、続々々、続々々々、続々々々々、と、どこまで続くやら。)

10年くらい前の丁度今時分のこと。その日も遅くまで自宅で飲んでいた。
家の酒が底を尽いて、「どっこらしょ、麓の酒屋まで買い足しに行くか」、
とフラフラしながら、愛車(ママちゃり)に跨り、
よせばいいのに、颯爽と五月の風を切って下り坂を突っ走る。

坂の途中で無灯火であることに気付いた。
普段なら無灯火など気にも掛けないのだが、
実は、酒屋に行くまでに交番の前を通過する必要があるのだ。
当時住んでいた京都の田舎では、そうそう事件が頻繁に発生するわけでもなく、
よく交番前で手持無沙汰に突っ立っているおまわりさんがいたのである。

以前に同じようなシチュエーションで、おまわりさんに無灯火を咎められたことがある。
また、同じ御仁にひっかかるとまずいなあ~。しゃあない、電灯を点けるか。
と、一旦止まって、手でライトのダイナモのレバーを下せばよいものを、
横着して、走行しながら、サンダル履きの爪先でレバーを下そうとした。

酔っぱらってるから、なかなかうまくいかない。
何度かトライしていると、急にガクッと大きなショックを受けると同時に、体が宙に浮いた。
何が起こったのか一瞬わからなかった。
なんと、爪先が前輪のスポークに挟まって、前輪だけ急ブレーキを掛けた格好で、
自転車もろとも一回転していたのだった。

酔っているから(いなくても)、高校時代に多少練習した柔道の受身を
思い出して体勢を整えるには、あまりにも瞬時過ぎる出来事だった。
背中から腰にかけて、いやというほどコンクリートの道路に打ちつけた。
かろうじて、後頭部の致命的ダメージだけは免れた。少し間違えれば危ないところであった。

酔ってはいても結構激痛が走ったが、なんとか立ち上がり、
曲ったハンドルを直しながら、自転車を引きずって交番の前を通過した。
「いってー! あんたが何時も見張ってるから、こんな事になったじゃないか!」
とは言えなかったが、おまわりさんを睨みつけながら(ウソッ)、足早に鎮痛剤を求め酒屋に向かった。


次の夜、風呂に入ろうとしていたら、当時の妻が、
「あんた、その腹はどうしたん!」という。
「なんだ~」と体を見れば、右脇腹が瘤のように異様に腫れあがっている。
テニスボールを半分に切った位はあった。尋常ではない。これは、かなりやばそうだ。

次の朝、早速、病院へ検査を受けに行く。
2時間近くも待たされて、ようやく10分そこらの診察を受けた。
大事には至ってないようだが、脇腹を打撲して炎症を起こし水が溜まっていた。
水を抜いてもらい、化膿防止の薬を処方されて、
「風呂につからないこと。アルコールはしばらく控えること。2、3日様子を見ます。」
と言われ帰宅する。

さすがに次の診察までは、仕方なくビールをちびちび舐めるように過ごした。
数日後の朝、再び診察に向う途上、遂に禁酒の欲求不満が炸裂し、
「どうせ待ち時間も長いし、1杯くらい大丈夫だろう。」とたかをくくり、
近くの酒屋でワンカップを飲ってしまった。

ところが、その日は思いのほか待たされず、診察が終わった。
診察室から出ようとした時、医師が机から顔を上げ、
「酒呑童子さん。お酒を飲んでませんか。朝からはだめですよ。」
と、言いにくそうに注意された。

「ばれたか。」と、さすがに格好悪く、一瞬赤面するが、
次の瞬間、「じゃかましいわい。朝から飲もうが飲むまいが、勝手じゃろうが。」
と声に出さず呟き、帰路は再び酒屋に向かうのであった。


当時の記憶を思い出しながらブログを書いていて、
我ながら、呆れ返るくらい恥ずかしく酷い過去だったなあ、
と自省の念に駆られる日々である。

やっぱり、ここらで、真人間にならなアカン!v( ̄∇ ̄)v



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この記事へのコメント

1. Posted by 棚ジイ   2013年05月23日 09:53
うん、うん、あるよねー。すごーくよく分かる…。
なんだけど…。

ダイジョブっすか? たまには、なおぴーみたいにバカ話を散りばめておかないと、気が滅入っちゃいません(笑)
2. Posted by white rose   2013年05月23日 13:51
5

うぐぐぐぅ~~・・痛っそう!
事故編はいつも手はグ~して読んでます。。

よく、御無事で・・

やっぱり神様に生かされているんですね~・・
運が強いんです。。

自分だったら~。。
とっくに死んでます、、、

参りました・・

3. Posted by 酒呑童子   2013年05月23日 16:48
棚ジイさん
お気づかいありがとうございます。
確かに。。。
でも、根が楽天的アホなので、ご心配には及びません。
4. Posted by 酒呑童子   2013年05月23日 16:52
white rose さん
本当に、今まで生き延びられたのは、
相当に、(悪)運が強い奴だと自分でも思います。
断酒後は、良運が訪れてくれる事を祈ります。
5. Posted by Lucy   2013年05月23日 17:05
こんばんは、

断酒からの良運は必ず来ます。

ところで1週間でそれだけの州のまたぐのもすごいですね。車でですか?私も某自動車メーカーのサプライヤーで営業をやっていてこちらへ出張で来たことありますが駐在の方とかで飲む席とかはなかったですか?私はモテルにまで常に十分な量のマイビールをストックしてました。

私は逆に酒さえ片手に持って入ればアメリカでも言葉の壁などで見下されたりしない強い心を持っていられるなんていう安易な気持ちから深酒地獄へ向かって行きました。この誤解の報いはあまりに大きかったです。気づくまでに時間はかかりましたが今はこうなって良かったと思わない日はありません。

ところでそのお腹のふくらみはいつまで続いたのですか?

本当に頭を打たなくてよかったですね^^
6. Posted by 酒呑童子   2013年05月24日 14:22
本当に良運を引き寄せたいですね。

アメリカ大陸は、1度だけですね。
サンジエゴからロスまで車で行った以外は飛行機でした。
10日足らずの日程の中で、2回ゴルフも行きましたが、
気が張ってたのと、アメリカの同行スタッフが下戸のため、
食事でビールを飲んだくらいでした。

この時の事故は、幸いに、2週間程度で完治しました。

ご支援ありがとうございます。

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