2019年09月
2019年09月25日
(前回からの続き)
サイトがサイトだけに、誰にも相談できる者もいなかった。
会社では勿論のこと、仕事で偉そうな事を言ってる手前、
一部の勢力からは、冷たい風当たりが予想される。φ(.. )
特に、部下の若い女子社員にでも知れたものなら、
全社OLネットワークであっという間に拡散され、
エレベータに乗る事さえままなくなるであろう。(T_T)
といっても、家族にも話すわけにもいかない。
それでなくとも、泥酔の挙げ句の不祥事だらけで、
当時の配偶者には、もはや愛想を尽かされていた。
そんなところに、アダルトサイトで30万円ときたら、
間違いなく離婚騒動一直線である。
(まあ、この件がなくても数年後は同じ結末になるのだが。。。(´・ω・`))
思い悩む若くもないウェルテルこと(何のこっちゃ)童子は、
とにかく都合の良くない事は忘れようと(これ幸いに?)
次第次第に酒量が増えていくのであった。
当時は、yahoo知恵袋的なサイトはあまりなかったように思う。
いや、アルコールへの逃避グセが付いてしまって、
そういう機転が回らなかったのかもしれない。
なんとか企画からは、督促メールが畳み込むように入るが、
しかし、やはり、支払う訳にはいかなかった。
というより、2-3万円ならともかく、
大枚を工面する事は当時の童子には出来なかった。
(今も同じだが。。。勿論今は、ビタ一文も払わない。)
数日後、二日酔いの頭をかかえて、会社で退社を待っていると、
前回と同じくらいの時間帯に、同じ電話番号で入電が。
「△△企画と申しますが、酒呑童子さんでしょうか。
この間お願いした件ですが、
未だ入金の確認ができてないのですが。」
毎日毎日酔っぱらっては考え準備してた文言を伝える。
「使用の記憶はないので、お支払いできません。」
と返答するしか手立てはなかったのだ。
とたんに、相手の口調がサラリーマンと別世界のものに変わった。
「そうだと、こちらは法律事務所を介して処理することになりますよ。
裁判沙汰はお困りになるんじゃないですか。
それとも、会社の方へ伺いましょうか。」
「いや、それは・・・・」
もうまともに話すことはできなくなって電話を切ってしまった。
すぐさま立て続けに数回かかってきたが、電源を落とした。
その後も、何回かは多分電話番号を変えて不審な入電があったが、
一切かかわらないように携帯電話から遠ざかったのだ。
よほど、電話番号を変えようかとも考えた。
いや相手は名前もわかってるしな。
どこまで、個人情報を掴んでるんだろうか。
小心者の童子は寝つけぬ夜が続き、
それで、毎晩、不安を薄めるかの如く
さらにさらに酔いつぶれて行くのであった。(ノД`)
しかし、1週間2週間電話に出ない作戦が功を奏したのか、
ある時からは、電話もメールもなくなり、そのうちに今まで、
前々回の記事を書くまで自然と忘却してしまっていたのだ。
それ以降、現在まで怪しいサイトには一切近づかない。
童子危うきに近寄らず。(君子とは言えない。。。)
この手の電話。絶対に相手と同じ土俵に載らないことですよ。(・◇・)ゞ
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