2013年03月
2013年03月31日
十三年前の夏。小雨が舞う夕暮れ時。
自転車で麓での買出しを終え、帰途を急ぐ男。買い物籠には、いいちこの900ml瓶。
かなり飲(はい)っている様子。おそらく朝から飲(や)っている。
不用意に舗道にはみ出した工事用鉄板を避けようともせず、
濡れた鉄板の上を直進しようとしたとき、大きく捩れながらスリップした。
肩から鉄板に落ちる格好で、電動アシスト車の重量が圧し掛かった。
転倒した後、肩が痛んで力が入らず立ち上がれない。
それよりも、いいちこの瓶が割れてないかが心配だった。ラッキー!ヾ(=^▽^=)ノ
通りすがりの人が自宅に電話してくれて、家族の支えで帰宅する。
利き腕に力が入らないが、一日すれば治るだろうと、
いいちこを煽り寝てしまった。
次の朝、激痛で目覚めたが、やはり腕が動かず起き上がれない。(´;ω;`)
ようやく尋常ではないことに気づき、止む無く救急車を要請。
外科で、上腕脱臼骨折で神経損傷と診断されて、夕方には緊急手術。
大酒のみは麻酔が効きにくい、と言っていた大酒飲みの親父の言葉を思い出し、
その親父をも上回る大酒飲みに成長した、その息子は、たいそう心配だったが、
手術室は、軽いBGMも流れており、リラックスムードの中、全身麻酔でたちまち昏睡。
麻酔のせいか、やけに鮮明な夢を見た。
誰一人居ない延々と続く広野に、色とりどりの花が咲き乱れている。
不思議な幸福感に満ちて、誰かに呼び寄せられるように進んで行った。
まだ幽体離脱はしていなかったようだが、今思えば、
息子の依存症を一番気に病んでいた母の声だったのかな。
しかし、麻酔で弱った脳でも、三途の川はまだ早い、
と察知したのか、突然、夢のシーンが切り替わる。
おそらく香港の百万ドルの夜景である。夢の中では、一億ドルくらいの煌びやかさだ。
素晴らしい夜景の見える高層ビルの高級バーで飲んでいた。
テーブルには、数人のこれまた高級ガールに囲まれて。
(そんなセレブな生活は経験したことないけど)
とびっきり優雅でセレブな気分に浸ってると、
「酒呑童子(ほんとは本名)さん。目覚めましたかあ。」
と揺り起こされた。
覚醒しきってない半目のまなこに、上から覗き込んでいる数人の白いドレスの女が映った。
「ここは香港ですか」と尋ねた。
次に医師が覗きこんできた。ようやく状況把握ができた。
「いやー、香港のバーにいるのかと思いましたあ~」と照れ臭さ笑いに、
その若い医師は、いかにも呆れたという表情を浮かべ、
「あほか!」(#`皿´) ムキーーーー!
(続く)
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2013年03月30日
先日のブログでは、
仕事、財産、家庭、友人と挙げたけれど、
もうひとつ、酒による事故での体の欠損があります。
酔っぱらっての怪我は数知れず、
医者に掛かった大所は、
1.梅田地下街の天井鉄鴨居での頭頂部打撲裂傷。
・・・どうして、梅地下(昔の西梅田)の天井はこんなに低いんじゃ(#`皿´)大阪市長!
2.自転車のスリップ転倒での肩の脱臼骨折(1.5ヶ月入院)。
・・・なんで、道端に工事用鉄板を放り出して置くんじゃ~(`□´)オラッ工事監督者!
3.同じく自転車。下り坂で前輪に爪先巻き込んでの前方一回転。腹部打撲内部損傷。
・・・どうして、前輪に巻き込み防止ネットがついとらんのじゃヾ(▼ヘ▼;)ブリジストン!
4.自宅階段後方への転落での腰骨骨折(2.5ヶ月入院)。
・・・どうして。。。。。。。ムムム
歳を取るごとに、運動神経が鈍くなってきたのと、
アルコール酩酊度が高くなってきたことで、
怪我も酷さを増して来ておりました。
特に階段落下事故では、
旧自宅の玄関石段を上り切ったところでバランスを崩し(微かな記憶だが)
そのまま後方へ落下し、腰と後頭部も激しく打ちつけており、
後頭部がもう少し酷ければ危ないところでした。
No2,No4は、未だに後遺症も残っており不具合を感じるが、
まあ、よく生きながらえたものだと、
神に(この言葉はほんとは嫌いなんだが)感謝しましょう。
酔っ払いの自業自得の、あまりにも馬鹿馬鹿しい所業ですが、
得るところもありや(ないか?(; ̄Д ̄))と思い、
今後折に触れ、書き記しておこう。
今日は2週間ぶりに精神科クリニックに行ってまいります。
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2013年03月28日
昨日、新幹線の喫煙所でタバコを吸おうとして、
ふと灰皿を見ると、空の氷結ストロングロング缶が放置してあった。
氷結ストロングは、一番よく飲んでいたブランドの一つである。
8%の度数が嬉しかった。
その時、突然、ぐぐっと氷結の味の記憶が舌と喉に蘇った。。゜(´Д`)゜。
しかし不思議と飲酒欲求は起きず、それどころか、
よくこんな不味いものを飲んでたな~と感じたのである。
(キリンビールさん、ごめんなさい。)
ま、今回の断酒は、いい方向には行っているようだ。
けれども、そんな、ちょっとやそっとの生やさしい事ではないことも、
過去何回もの断酒の失敗体験から理解はできている。
何ヶ月後かに、ふと我に返って、気づいたら、
知らないうちに酒瓶を抱えてる自分を、発見するやも知れない。
それでも、酒を見て、不味いと感じている自分の感覚が
今は、すこぶる嬉しく思う。
ずーっと、このままだったら、いいのだがね。(⌒∇⌒)
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2013年03月27日
断酒27日目。
体調がすこぶる良くなってきた。
いつもの下痢便がすっかり回復している。
けれども、タバコはまだ吸い続けている。これもよくないね。
ついでに、タバコも止めちまおうか。
なんて思ったり。そのうちに。
調子が良いので、ついつい、鼻歌も出てしまう。
「一日二杯の~酒を飲み
肴は特にこだわらず
マイクが来たなら微笑んで~
十八番(おはこ)を一つ歌うだけ~♪♪♪」
イカン!(1日2杯でおさまりゃー苦労はせんわ!英五の嘘つき!)
「涙には幾つもの思い出が~ある
心にも幾つかの傷もある~
ひとり酒 手酌酒 演歌を聞きながら~♪♪♪。。。」
イカン!イカン!イカン!(`・д・´)
どうしてこういう唄になるんかのう~(;´Д`)
出張中なので、朝から、すかさず、ノックビン。
よく寝付けております。
今日も断酒で行ってまいりまーす。(⌒∇⌒)
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2013年03月26日
この3週間断酒していて、ほとんど飲酒欲求は湧いてこないのですが、
やはり桜の開花などを眺めていると、ふと酒の感覚が蘇るものですね~
酔った開放感の心地よさが脳裏を過る瞬間が時たまあるものです。
ヤバイ。ヤバイ。(; ̄Д ̄)
まだまだ、抗酒剤は持ち歩こう。
まずは、1年半の記録を作る。それがひとつのマイルストーン。
その次は、また1年半つまり3年間を目標にする。
というより、”ある事”を成し遂げるまでは、決して手を出さない。
逆に言うと、”その事”が成就すれば、飲んで死のうがどうなろうが構わない。
という風に考えている。それが、とても3年間で出来るとは思わないが。
だから、まだ死ねない。
40年間飲み続けて失ったものは大きすぎる。
依存症になっていなかったら、どう人生が変わっていただろうか、
などとくだらない事を考える時がたまにある。
仕事はどうだったであろう。
財産はどうだったであろう。
家庭はどうだったであろう。
友人はどうだったであろう。
いくら考えても、失ったものは何ひとつ戻って来ない。
ここまでは、神(という言葉は大嫌いであるが)に与えられた運命と考え、
これから、どう人生のリベンジを、真摯に真剣に取り組むかを考えよう。
そう前向きに考えて行動しよう。人生に遅すぎるということはない。
と思い今回の断酒は気合を入れている。
そのために、過去数々の失敗の記憶を風化させないよう、書き続けよう。
結構ブログを読んでいただいてる方も増えてきて、励みにもなってます。
断酒会やAAが馴染まない者には、今のところ、このブログは正解だったかな。(⌒∇⌒)
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