2024年02月28日
おとといの事である。
例によって、高血圧と尿酸の定期検査で、自宅近くの総合病院に来ていた。
午後の部が担当医となっているため、13時半の受付開始から来院して、待合エリアで14時の診察開始を待っていた。
テレビでは、国会中継が流れている。
野党の質問に内閣総理大臣がのらりくらりと答弁している様子である。
多分、チャンネルは童子の天敵である某国営放送であろう。
そういえば、この数年、いや、ずっと前から、テレビは見なくなったものだ。
つまらない芸人が大勢ひな壇に揃って、くだらないバラエティばかりで、見る気もしなくなったのだ。
テレビ画面を見ているのは、病院や薬局の待ち時間か、ジムのサウナの中でしかない。
それ以外は、テレビは見ていない。
必要な情報は、ネットから収集する方が正確で手っ取り早い。
また、映画や音楽などの娯楽メディアも世界中のサイトから簡単に手に入る時代である。
自宅にあるSONYのBRAVIAは、本来の機能を失い、世界の無料動画サイトのディスプレーと化したのだ。
なので、某国営放送局に上納する義理はさらさらない。
未だに、マンションのインタフォンに某国営放送下請けの暴力団まがいの業者から、
マンション入口の遠隔VTRインタフォンで、N△△の者ですが、というのが時折あるが、
「必要ないよ!」と画面をプッチンと切るだけである。(゚皿゚メ)
これが、10数年前のアル中まっしぐらの時代であれば、対応は、もっと厳しかったであろう。
幸い当時は会社勤務で時間が合わなかったせいか、N△△の下請けとは遭遇したことはなかった。
万一遭遇していれば、酒の勢いで、大一悶着あった筈である。
話が反れてしまった。(・∀・)
病院の待合エリアでの話であった。
テレビから聞こえてくる岸田内閣総理大臣の煮え切らぬ答弁に、
ムカムカしてくるのをそらすように、スマホに集中しようとしていると、
看護婦さんのどでかい声が聞こえてきた。
(童子は、今でも、看護師ではなく「看護婦さん」、客室乗務員でなく「スチュワーデス」なのである。これは、童子の”文化”であり価値観なので、国がどう言おうが変えられないのである。)
「ここは病院ですよ!」
一斉に待合エリアに座っている数十人の視点がそちらに集中する。
高齢の男性と、黒縁の眼鏡を掛けた中年の看護婦さんが、内科の受付前で対峙しているのだ。
男性の声は、なにか喋っているようだが、モゴモゴと不明瞭で聞き取れない。
「前にも、ここは来たことがあるんだが・・・」などと言っている。
「今日は診察ですか?診察カードか保険証を持っていますか?」
もぞもぞして捜しているが、何かカードを看護婦に提示した。
看護婦は、多少イライラしながら、男性が差し出したカード様の物を見るや、
「うちは、シルバー人材センターではないですよ。」
「うちは、シルバー人材センターではないですよ。」
横目で二人のやりとりを盗み見してた待合患者たちは、息を殺して苦笑してるのが窺える。
高齢男性が、
「前にも来たことがある。覚えている。人材センターは何階だったかな?」
というような事を質問するのが朧気に聞こえた。
「ここは病院ですよ。人材センターは、入っていませんよ。」
高齢男性は、こんどは、人材センターではなく診察かもしれないという。
診察券も保険証も持ってないようだが、人材センターの登録カードから検索したらしい。
「△△さん。予約が入っているのは、4月X日ですよ。今日じゃありませんよ。」
などと、高齢男性が窓口からいなくなるのに、看護婦さんとのやり取りは10分以上も続いていた。
認知症か、痴ほう症かであろうが、人材センターも雇用は無理だろうな。
大変だなあと他人事のようにやりとりを聞いていたが、
大変だなあと他人事のようにやりとりを聞いていたが、
よくよく思い起こしてみれば、かつての泥酔時の童子とそう変わりはないのだ。
アル中真っ盛りの頃。
大酒を喰らっては記憶が途切れ、気付いた時は、自分が今どこに居るのかがわからない。
何処からどうやって来たかも覚えていない。
それまで何処で何をしていたのかも思い出せない。
先程の高齢男性と、そう変わりやしない。
そういう体験を、何百回としてきた。
あのまま行けば、間違いなく完全なアルコール性痴呆症になったことであろう。
いや~、酒を止めて良かった。良かった。(´∀`)
しかし、一旦、酒でダメージを受けた脳は回復しないと言われている。('A`|||)
いくら妖怪人間の酒呑童子といえど、脳の修復は難しいだろうから、
過去の大酒でスカスカの隙間のできた脳が悪化しないためのトレーニングだと称して、
今日も、ダイソーのナンプレ名人編(最高位12まで来た)に挑むのであった。φ(.. )
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